求める電磁界を,
、
補助電磁界を
,
として、
ベクトル解析の公式
以下、
領域I(
)、領域II(
)の2領域に分け、
静電場の問題と同様に、境界面上での積分方程式を導出し、
これを解いて電磁界を決定する。
領域I:(
)
での境界条件を考慮して、補助電磁界を
以上を式(2.9)に代入して整理する。
このとき、では
,
はともに
となるので、
左辺は
での積分のみが残ることに注意すると
次の関係式が得られる。
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(2.10) |
領域II:()
放射条件を考慮して補助電磁界を
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(2.11) |
これら2つの方程式を,
の積分についての連立方程式として解き、
ベッセル関数の公式(A.12)より、
上式を、電磁界のフーリエ級数展開の係数とみなして逆変換すると、