コンピュータ入門[荒井]
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*「統合文書作成」*
統合文書作成
◎違ったソフト(メディア)で作成した物の統合
○ワープロ(WP)による文書の統合
l自分に関係したものの表現として、
Ø 文字による表現(ワープロ)、
Ø 絵による表現(ドローツール、ビットマップツール)
Ø 表およびグラフによる表現、
lの3つを作成してきた。
lこれら違うソフトで作成した違う種類のデータ(メディア)のものを、ワープロソフトの中で統合していく。
l具体的な操作は、コピー&ペーストで行うだけ。
○一般的な異なるソフト間のコピー&ペースト
l 多くのソフトの間では、別のソフトで作成したデータを、そのままコピー&ペーストすることができる。例えば、どこかのホームページを見ていて、そこに書かれた文字列をコピーしたり、絵をコピーしたりすることも原則的には可能。
l 操作としては、まずコピーしたいファイルとペーストしたファイルをそれぞれ開いておく。つまりマルチウィンドウを活用する。
l 次にコピーしたデータを選択して、「コピー」をし、ペーストしたソフトのファイル上で、適切な場所を指定して、ペースト(貼り付け)を行えばよいだけ。違うソフトからだからといってそれほど操作が変わるわけではない。
l 但し、今回の場合、Excelの表をWordにペーストする際には、編集メニューの「形式を選択して張り付け」を実行し「Excelワークシート」を選択してOKにより張り込むこと!
l このことにより、Word上で、Excelのデータをそのまま張り込むことができる。この場合、貼り込んだ表の部分をダブルクリックすると、Wordの中でExcel(もどき)が動くので修正することが可能となる。しかし、ここで編集をしても、元のExcelの表には何の影響を及ぼさないので注意すること。
l 図(絵)の場合は、単に張り付けをすればOK。
l 但しドロー系の絵をコピーする際には、確実にコピーしたいパーツ全部を選択しておくことが必要である。
l 一方ビットマップ系ではコピーしたい部分のみを指定してコピーしておくこと。
l また、張り付けた図(絵)・表などは、ワープロ(Word)の中で大きさを変えることができるし、位置も変えることができる。
○統合文書の作成例
[Wordにおける、PowerPointの図形と、Excelの表を貼り付ける方法]
l Wordでの準備;
1. まずWordにより以前作成した自己紹介文書を開いておく。
2. 必要ならば、事前の文書ファイルをコピーしておく。つまり、文だけのファイルと、統合したファイルを分けておく。
3. Wordの文章を少しだけ追加編集をしよう。追加する内容は、これから貼る絵(図形)や表についての簡単な説明を書くこと!!!
4. Wordの画面を小さくするか最小化しておき、プログラムマネージャーが見られるようにする。
l PowerPointの図形の貼り付け
5. 次にPowerPointにより、以前作成した自分に関係する絵(図形)を開く。
6.
PowerPointの中で、矢印(選択)ツールにより、貼り付けたい絵(図形)のパーツ全てを選択する。
一つ一つのパーツをシフト+クリックしてもよいが、面倒なのと洩れが生じる可能性があるので、ドラッグして選択したほうが楽。但しドラッグする際には必要なパーツ全てが枠の中に完全に入るようにすること。ちょっとでもドラッグしている枠からはみ出ていると、そのパーツは選択されない。
7. 選択したパーツ全てを一つのパーツとして扱えるように、「図形の調整」の「グループ化」を指定しておく。
8. 貼り付けたい図形が選択されていることを確認して、編集メニューから「コピー」を選択する。
9.
先ほど起動しておいたWordの画面を表に出す。
画面下のツールバーからWordを選択したり、PowerPointを最小化したり、ずらしたりするなどすればよい。もしくは、確実にコピーできているのであれば、PowerPointは終了(閉じて)しまってもよい。
10. Wordの中で貼り込みたい辺りを表示しておく。。
11.
編集メニューから「貼り付け」を選ぶ。
これで絵がコピーされるはずである。もしされないのであれば、きちんとコピーされていなかったと思われるので、PowerPointに戻ってコピーからしなおすこと。
12. 貼り付けられた絵(図形)は、ドラッグすれば、自由な位置に移動することができる。また大きさを変更することも可能。
13. 貼り付けられた図形を選択した上で、「書式」メニュー内「オブジェクト」を選択するか、図形をダブルクリックし、「レイアウト」タブの設定で、「文字列の折り返し」を設定すると、絵以外のところに文字が(逃げて)書かれるようになる。
14. 絵の大きさなどを調整して、位置を適当(適切)なところに移動する。
15. PowerPointに戻り、終了しておく。
l Excelの表の貼り付け
16. 次にExcelにより、以前に作成した自分に関係する表を開く。
17. 表中でワープロに貼り込みたい部分をドラッグして、編集メニューから「コピー」を選択する。
18. Wordに戻り、表を入れたいところにカーソルを必ず移動しておく。
19.
編集メニューの「形式を選択して張り付け」(表示されていないかもしれないので注意)を実行し、「Excelワークシート」を選択してOKにより貼り込む。
これで表がコピーされる
20.
この方法で張り込んだ場合、Word上で、表をダブルクリックすることにより簡易的なExcelが起動できる。つまり、単なる表を貼り込んだのではなく、Excelそのものを張り込んだことになる。よって、式の編集や列の幅などの編集もWord上で行えるようになる。
単なる「貼り付け」を行った場合、Wordにおける罫線による表としてコピーされる。この場合、式などのExcel特有の表現ではなく、単なる数字・文字としてコピーされてしまうことに注意。
21. 表を適当な位置に移動しよう。表の一部をクリックすると、左上に小さな表アイコンが表示されるので、それをドラッグすればよい。
22. 図形と同様に、「書式」メニュー内「オブジェクト」を選択し、「レイアウト」タブの設定で、「文字列の折り返し」を設定する。
l 統合文書の完成
23. ヘッダー・フッダーを編集して、ページ数を必ず入れておこう。
24. 印刷プレビューで見て、バランスが取れているかを確認すること。図や表が異常に大きかったり小さかったりしないかなどをチェックしよう。
25. また、図・表に対する説明文をもう一度チェックしよう。図や表が唐突に現れるのは基本的にはあってはならない(挿絵ではないから)。よって何らかの文による表現で図や表が説明されていなければならない。図表の位置も、なるべくそれらの説明に近いほうがよい。
26. 完成であれば、印刷をする。
※注意点;
表や絵に関しての説明を文書に必ず書き加えること。
例えば、「私の1ヶ月の家計簿は表のようになっています。これでわかるように、結構無駄使いをしているので、反省しています。」など。そしてこの文の近くに表があること。絵も同様に。
また、印刷の指示は必ず一回のみにして、しばらく待つこと(印刷されるまでに時間がかかります)。
★提出物:統合文書の印刷物の提出
★提出物:TypeQuickの練習結果の印刷物の提出第二回授業で出題
この提出は、必ず本日提出していただきます。練習してあれば、特に準備はいりません。
● TypeQuickを起動して、練習結果の中で、サマリー(S)のみを印刷します。
● サマリーでは1枚のみ印刷され、自分が練習してきたコースにおいて、速度や精度、また復習回数などが表示されているはずです。
● 時限、学生番号、名前を印刷された紙の空白部分に手書きで明記しておいてください。
★本日欠席の方&課題の再提出について
² 本日の最終授業が、再提出を含めた最後の機会です。
² もし何らかの事情により、事前の連絡なしに本日やむを得ず欠席をしてしまった場合は、早急にメールにて連絡をください。追ってメールにて指示しますが、考慮できない可能性が高いので十分にご注意ください。
★夏休みの宿題
夏休みの間に前期に習ったことを忘れないこと!
特に一般的なWindowの操作や名前、また記号名称など。
後期の授業の前に必ず復習しておいてください。
また、フロッピィディスクをなくさないことと、
パスワードを決して忘れないようにしてください。
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