[荒井]情報処理概論
up date:2002.10
荒井 良徳
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*「8.復習及びミニミニテスト?」*
8.復習及びミニミニテスト?
復習
- VBにおけるプログラム開発方法
フォームのデザイン、プログラム開発、実行、デバッグ
- プログラムの流れ
プログラムは上から順に実行される。
よって、実行したい順・コンピュータに実行させたい順にプログラムを上から書いていく。
- 変数、代入、四則演算
変数は数値などを記憶しておく箱で、代入により記憶させておける。また、変数に代入された値は、参照することができる。演算は通常の数学などとほぼ同等。尚、代入は「=」を用い、右の結果を左の変数などに代入する。
- 入出力
実行時にユーザが何らかの数値を入力したい場合、InputBox("...")を使用する。これにより、いくつものプログラムを作らなくても、ユーザが実行中に自由に値を変えて入力できるようになる。
計算させた結果などを出力(画面のどこかに表示)したい場合、フォームにテキストボックスを用意しておき。
- 条件分岐
通常プログラムは上から順に1本道。しかし、これだと面白くないので、場合によって道を分けることができる。これが条件分岐IF。
条件により分岐されても、必ず1本道に戻ってくることを忘れずに。
IF -(1)- THEN -(2)- ELSE -(3)- END IF
と書き、(1)には条件を示す論理式、(2)には条件がOK(Yes, 真)だった場合に実行されるプログラム、(3)には条件がNG(No,偽)だった場合に実行されるプログラム。つまり条件により、(2)もしくは(3)のどちらかのプログラムのみが実行される。
- 多段IF文(IF文の中のIF文)
IF文の中で分岐したそれぞれのプログラムには、何を書いてもよい。
これを利用すると、二つにしか分けられなかったプログラムを、三つにでも4つにでも、いくつにでも分けることができる。
インデントをつけて書くと分かりやすいが、どれとどれが対応するのか落ち着いて確かめながら書いていこう。最初のうちは、フローチャートを書いてみると間違えにくい。
- 画面の飾り付けによる見栄えの整え
ラベルやメッセージを工夫することにより、画面を見栄えよくすることができる。プログラムの本質ではないが、使用する人に対しては重要な役目を果たすので、時間が許す限り、使いやすい・分かりやすいように工夫すべきである。
- 繰り返しFOR文と配列
コンピュータの最大の特徴である速さを活用できる繰り返しFOR文。
通常の一本道のプログラム、条件分岐のプログラムと違って、特定回数だけ繰り返して処理される。
- 繰り返しDo-Loop文
- 描画
- 簡単なCGよ動画
ピクチャーボックスを含むオブジェクトの位置に関するプロパティをうまく変化させよう。
For文ではなく、Do-Loop文をうまく使えるようにしよう。
- *以下のことができるようなプログラムを作ってみよう!!!
あせらずに、きちんと整理して考えよう!
基礎的なところでは、変数をうまく使うこと。代入文の使い方を間違えないようにすること。そして、順序に十分に気をつけること。
また、プログラムは考えないと作れない。プログラムを書く前に、十分に問題を分析し、じっくりと解決方法を論理的に考えておかなければならない。
IF文に関しては、条件の設定に気をつけ、分岐終了点を忘れずに!
FOR文に関しては、カウンタ変数の使い方に気をつけよう。
★練習問題(総合課題)
★下記は例題です。
●自動簡易スロット
三つのさいころを振り、3つとも同じ目が出るまで振り続け、 毎回のそれら3つの目と、振った回数を順次表示させるプログラムを作れ。
また、ぞろ目の目が奇数であったなら大当たりと表示せよ。
つまり、表示は「各々のサイコロの目、三つ」と「振っている回数」、そして 「当たり表示」であり、入力は特に何もない。
配列、繰り返し、条件分岐など総合的に利用すること。
特に配列は使わなくてもプログラムできるが、練習のため、是非使ってみること。 配列はサイコロの3つの目を配列にしてみよう。
●簡易競馬
(1)ピクチャーボックスを二つ作り、これを左端から、右端にゆっくりと一定に動かしてみよう。
(2)それぞれのピクチャーボックスを一定ではなく、がたがたと動かしてみよう。
ヒント;For文では駄目で、Do-Loop文を使おう
また、サイコロ振ってその目分だけ進ませるようにしよう。
(3)どちらが勝ったのかを判定しよう。
前回と同じように、時限、学籍番号、名前をプログラム内でコメントとして書き入れ、
提出は「コード」のみを印刷し、再度手書きで時限、学籍番号、名前を書いた上で、
大まかな説明を書き加える。
また、未完成でも必ず提出すること!
できた所までで構わないので!!!
無駄なFOR文をうまく使おう。
無駄なFOR文とは中身が何もないFOR文のことで、繰り返す回数によって、
若干時間をかせぐ(見た目には何も起きない)ことができる。
つまり、例えば、
For i = 0 to 1000
Next i
というように中身(繰り返したい処理)のないFOR文とし、回数を適当に調整する。
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