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誘電体表面、および、電流源を含む面を境界として領域を3つに分ける。
各領域で、波動方程式の円筒座標系での解をもとに
電界を展開し、
以下の条件より電界を決定する。
での境界条件
- 界の周期性と、対称性
での電界、および、磁界の接線成分の連続条件
での電界の連続条件
で磁界は線電流源に対応した不連続を持つ。
で放射条件を満足する。
条件1,2,4,6を考慮して、
次のように電界を展開する。
 |
(2.23) |
ただし、
は
であり、式(2.2)で定義した関数である。
条件3より、
であるから、
条件5より、
が得られるので、
 |
(2.26) |
が求まる。
式(2.24)-(2.27)を連立方程式として解けば、
展開係数が求まる。
途中で式(A.12)を利用して整理すれば、
が得られる。
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T.Kinoshita
平成15年6月18日