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平行平板導波管

平行平板導波管内の導体板と平行に置かれた線電流源からの放射界を求める。 平板の幅を$a$、線電流源の一方の平板からの距離を$b$とし、 図2.3のように座標を定める。
図 2.3: 平行平板導波管と線電流源の座標
\includegraphics[height=16em]{pplate.eps}

界は$z$軸方向に一定であり、かつ、$H_z=0$となるので E波問題として扱うことができ、次の関係を満足する。

\begin{eqnarray*}
E_z(x,y) &=& \mbox{\large$\phi$}(x,y)\\
H_y(x,y) &=& \frac{1}{j\omega\mu}\frac{\partial \mbox{\large$\phi$}(x,y)}{\partial x}
\end{eqnarray*}

と表すことができる。 ただし、 $\mbox{\large$\phi$}$は2次元の波動方程式を満足する。



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T.Kinoshita 平成15年6月18日