コンピュータ入門[荒井]

 

[前期の授業一覧に戻る] TopPageに戻る]

[前回の授業のページ に戻る] [次回の授業のページ に進む]

 

*「表計算2」*

 

表計算2[表計算ソフト]

表計算の応用及びグラフ作成

シートについて

  Excelの一つのファイルの中には、いくつものシート(紙)がある。

  最初は一枚のシートだけが見えているが、画面下の方の「Sheet2」などが次のシートにあたる。本来は同じようなデータを一つのファイルに収めるのがよく、よって、シート1とシート2は何らか関係があるものの方がよいであろう。また、別のシートのセルを参照することもできる。

 

○色々な関数

SUM()以外にも様々な関数がある。

統計に関するものとしては、個数COUNT(), 平均AVERAGE(), 最大MAX(), 最小MIN() や偏差、検定なども用意されている。また、数学でよく使われるSIN(), COS()などや、金利計算など多数が用意されている。

様々な関数を選択しながら使う場合は、ツールバーの「関数貼り付けfx」ボタンを利用すると良い。また、ヘルプにて関数を調べることもできる。

 

○表現形式の詳細設定

ツールバーでいくつか代表的な表現形式(通貨スタイルなど)の設定が可能であるが、より多彩・詳細に設定を行うことができる。

表現形式を変更したいセルを選択しておき、「書式」メニューの「セル」内の「表示形式」タブで選択可能。

また、「ユーザ定義」で自分なりの表現を作ることも可能。

 

○値を判断させてみよう(時間の都合により省略する場合もあり)。

IF」文による判断。

IF文によりセルの値によってメッセージなどを変えることができる。

=IF( 条件,Yesの場合,Noの場合にしたいこと)というように書く。

例えば、「=IF(A1>0.8, “合格”, A1*10)」とすれば、A10.8以上ならば[合格]と表示され、それ以外ならばA1を10倍した値が表示される。

 

○綺麗に整える。

Ø        文字の種類(フォント)や大きさ、文字飾りなど

²       各文字やセル単位で、フォントや文字飾り、また中央寄せなどができる。

²       主な設定は、ツールバーのボタンで行えるが、詳細な設定は「書式」メニューの「セル」内の各タブで設定可能。

Ø        行や列の幅/高さの調節

²       見やすくするためにセルの幅や高さを、行/列ごとで変えることができる(セル単位ではない)。

²       高さや幅を変更するには、行列番号の境界をドラッグすればよい。例えば、「A列の幅」を調整する場合、列番号「A」と「B」が表示されている境界をドラッグする。また、複数の行の高さや幅を同時に同じように調整することも可能。これは複数の行や列を選択した上で、この中のどれかを調整すればよい。

²       また、書式メニューのセル内「配置」タブにて、「折り返して全体を表示」にチェックすると、文字がセル内で複数行に表示されるようになる。

 

○罫線

単に書いただけの表は、印刷すると何の線も入っていない。きちんと表らしくするために、罫線をしっかりと入れよう。

最初はツールバーの罫線ボタンを利用して罫線を書き入れ、次に細かい部分を、書式メニューのセル内の罫線タブにて設定するとよい。

罫線の設定も、他と同様に複数のセルに対して設定することができる。但し他と違って、外枠という概念があることに注意しよう。

 

○グラフを書かせてみよう。

グラフも表現の一つ。よって、データが変わればグラフも自動的に変わる。

また、グラフの種類(例えば折れ線グラフ、棒グラフなど)も瞬時に変えることができる。

工夫すれば、表題なども入れた立派な表が作れる。

グラフを書く場合には、まず表示したいデータを選択する。もし離れた(隣でない)データを選択したい場合は、コントロールキーを押しながらマウスでドラッグすると選択できる。

次にツールバーの「グラフウィザード」ボタンをクリックする。

設定を確認しながら「次へ」をクリックし、最後に「完了」する。

また、グラフを書いた後で変更することも可能。

 

○自己紹介用表の完成

先週作成していた自分に関係する表を完成させよう。

ファイル名を「学籍番号.XLS」と変更しておいてください。

表の上部に時限、学籍番号、名前を必ず記述しておくこと。

データ部分があまりにも小さすぎないこと。また逆に、A4縦の用紙に十分に入るように、特に横に大き過ぎないように気をつける。(印刷プレビューで必ず確かめてみること)

様々な種類の計算を随所で必ず入れること。

    データは必ずしも正確ではなくてもよいし、またあまり実用性がなくてもよいので、様々な計算を行ってみること

    SUMなどの関数以外に、IF文も使おう。

各種表現形式なども工夫した上で、罫線を入れ、表として見栄えのよいものにすること。

グラフはなくてもよい。

A4縦サイズに収まるようにして、見栄えをよくしましょう。

 

    提出について――以下詳細も参照のこと――*

上記内容(及び詳細に書かれている内容)がきちんと守られているかを確認した上で、印刷プレビューでも必ず確かめておくこと。

この表は提出していただきますが、後ほど(来週)さらにこのファイルを使いますので、必ずネットワークドライブZかFDなどに保存しておくこと。

 

★提出物:作成した表の印刷物の提出

[詳細についてはこちらを参照]

 

 

[前期の授業一覧に戻る] TopPageに戻る]

[前回の授業のページ に戻る] [次回の授業のページ に進む]