up date:2000.11.07　荒井 良徳　

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プロパティとは、各オブジェクトを属性を表すものである。
例えば、あるTextBoxのFontプロパティは、そのTextBoxに表示される文字について、どのようにするのかを決めることができる。
プロパティを設定／変更する為には、二つ方法があり、一つはプロパティウィンドによって、予め設定しておく方法である。
もう一つの方法は、プログラムの中で変更する方法である。
プロパティは、「オブジェクト名.プロパティ名」として表すことができる。
例えば、Text1という名前のテキストボックスにおける、Textプロパティは、 「Text1.Text」と表現できる。これを代入命令(=)により変更することができる。
プロパティには様々なものがあり、こららをプログラム内で変更すると、 色々な面白いプログラムにすることができる。

この授業内では座標系を扱う際に「ScaleMode=3」としておくこと。
また、ウィンドウの左上を原点とし、右側にX軸正方向、下側にy軸正方向。


• 現在のウィンドウサイズに関するプロパティ
  
  • ウィンドウの幅：ScaleWidth
    
  • ウィンドウの高さ：ScaleHeight
    
• PictureBoxに関するプロパティ
  
  （但し以下Picture1というのは例）
  
  • PictureBoxの幅：Picture1.Width
    
  • PictureBoxの高さ：Picture1.Height
    
  • PictureBoxのウィンドウ内の位置（右側の距離）：Picture1.Left
    
  • PictureBoxのウィンドウ内の位置（上側の距離）：Picture1.Top
    よって、Picture1という名前のPictureBoxの右側のX座標は、 「Picture1.Left+Picture1.Width」となる。

ラインツールであらかじめ線を書いておくことができる。
このようなツールで書いたものをオブジェクトと呼び、 例えばPictureBoxもオブジェクトの一つである。

あるプロパティをプログラムで変更すると位置が変化する。
位置に関係するプロパティは、Top と Left
例えば、Picture1というピクチャーボックスを上下に動かす場合、 Picture1.top をプログラムで変化させればよい。


• 例；
  

  For x = 1 to 100
      Picture1.top = Picture1.top + 1
  Next x
  

  
  とすると、縦に一つづつずれていく。
  
  また、そのオブジェクトの大きさを参照することもできる。
  picture1.width はその横幅（大きさ）を示し、 picture1.height はその縦幅（大きさ）を示す。
  よって、例えばpicture1を左端から横（ｙ方向）に端まで動かすのは、
  

  picture1.left = 0
  Do
      picture1.left = picture1.left + 1
  Loop until ScaleWidth <= (picture1.left + picture1.width)
  

  
  もし、早く進めたいのであれば、１つづつではなく２づつ増やせばよいし、 ゆっくり進めたいのであれば、無駄なFor文を入れればよい。
  例えば、for xxx = 0 to 10000 ; next i というように空のfor文とする。
  ランダムに進めたいのであれば、ランダム個づつ（例えば２〜５個）進ませるように すればよい。
  

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