up date:1999.6.15　荒井 良徳　

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• ６．繰り返し(while-wend)及び練習問題

• While-Wend文
• 条件による繰り返しの命令がWhile-Wend文。
For-Nextは回数が決められている場合の繰り返し。
書き方は以下の通り。
While 「条件」
　　「繰り返したい処理」
Wend
「条件」が真（正しい）間はずっと繰り返す（ループする）。
回数が決まっていないが、何らかの条件が満たされている間ループしたい場合に用いる。
もし何回ループしているのかを知りたければ自分で用意しなければならない。 例えばwhileループ前にカウンタを０にしておき、ループ内でカウンタを一つずつ増やす 計算を行なうようにさせればよい。
「繰り返したい処理」の部分はVBであれば、何行でも、何でもよく、If-Thenだろうが For-Nextだろうが、ましてやWhile-Wendでもかまわない。
条件の書き方はIf文の時と全く同じ。注意すべきは、必ずしも「処理」行われない場合もあることである。 つまり、最初から条件が「真」にならなければ、「繰り返したい処理」は一度も実行されない。

• 例題「１から１０までの足し算」

t = 0
c = 0
While c <= 10
    c = c + 1
    t = t + c
Wend

（但し、これは例で本当はFor文の方がわかりやすくてよい。）
このように自分でカウントアップなど条件に関して、設定／処理判断を行なわないといけない。

• 練習問題while-1
• 年齢計算のエラーを防いでみよう！
  まず、年齢計算のプログラムを作ってみよう。つまり西暦で生まれた年を 入力してもらったら、今年何歳になるのかを計算して表示するプログラムである。
  この時にもし、計算結果つまり年齢が、もし０歳以下だったら、 繰り返して、生まれた年を聞いてくれるように直してみよう。
  


• 練習問題while-2
• ６の目が出るまでサイコロを振り続けよう
  サイコロを振って６の目が出るまで繰り返してみよう。
  ポイントは最初にサイコロの目を６以外にしておく必要があるということ。
  


• Do-Loop文
  
  While-Wendと似ているが、必ず一度は処理が行われる点が大きく違う。
  Do
　　「繰り返したい処理」
Loop Until 「条件」
と書き、書き方はWhile-Wendとほぼ同じ。
  まず「処理」を行い、条件に満たない場合は、繰り返される。
  つまり条件があった場合（真になった場合）に、ループを脱出する。
  また、DoとLoopの途中に、「Exit Do」という文を書く事ができる。
  通常これはIf文などの条件分岐の中で書かれ、これが実行されるとLoop条件に無関係に ループを脱出してしまう（緊急非難のようなもの）。
  
  
  • 「例；６が出るまでさいころを振り続ける、但し２０回まで」
    

    c = 0
    Do
        c = c + 1
        dice = int( Rnd * 6 ) + 1
        text1.text = dice
        If c >= 20 Then
            Exit Do
        End If
    Loop Until dice = 6
    

    
    
  • 練習問題
  上記プログラムを改良して、二つのサイコロが同じ目になるまで 振り続け、その回数を表示するプログラムに直してみよう。
  但し上記同じ２０回までとする。
  
  
• ★練習問題
  
  三つのさいころを振り、３つとも同じ目が出るまで振り続け、 毎回のそれら３つの目と、振った回数を順次表示させるプログラムを作れ。
  また、ぞろ目の目が奇数であったなら大当たりと表示せよ。
  つまり、表示は「各々のサイコロの目、三つ」と「振っている回数」、そして 「当たり表示」であり、入力は特に何もない。
  配列、繰り返し、条件分岐など総合的に利用すること。
  特に配列は使わなくてもプログラムできるが、練習のため、是非使ってみること。 配列はサイコロの３つの目を配列にしてみよう。
  
  前回と同じように、時限、学籍番号、名前をプログラム内でコメントとして書き入れ、 提出は「コード」のみを印刷し、再度手書きで時限、学籍番号、名前を書いた上で、 大まかな説明を書き加える。
  また、未完成でも必ず提出すること！ できた所までで構わないので!!!
  尚、サイコロをすぐに振り直して次々と表示すると、表示が早過ぎるとおもう場合は、 無駄なFOR文を入れてあげるとよい。
  無駄なFOR文とは中身が何もないFOR文のことで、繰り返す回数によって、 若干時間をかせぐ（見た目には何も起きない）ことができる。
  つまり、例えば、
  

  For i = 0 to 1000
  Next i
  

  というように中身（繰り返したい処理）のないFOR文とし、回数を適当に調整する。
  
  もちろん、時間があれば、サイコロの絵を表示させたりするようにするとよく、 かなり立派なプログラムになる。
  
  

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