• ●命令としての描画（描画コマンド）の準備
  
  ScaleMode=3　　と最初にしておく。
  画面一杯にFormを大きくした時に、横が約1000、縦が約700。
  左上を原点(0,0)とし、横（右）にＸ軸正方向。縦（下）にＹ軸正方向。
  Form画面の大きさは以下の変数で知ることができる。ScaleWidth がフォームの横幅
  ScaleHeight がフォームの縦幅を示す。
  描画命令により色を指定する場合、 QBColor(n) で表し、nは０から１５までの値。
  
  
• ★直線
  描画命令によりプログラムで直線を描く。
  
  直線描画の命令は次の通り。
  

  Line (x1,y1) - (x2,y2), COLOR

  
  (x1,y1)座標から、(x2,y2)座標までに（color色の）線を書く。
  COLORは指定しなくても（書かなくても）よい。
  
  
  
• ★円
  描画命令によりプログラムで円を描く。
  
  円描画の命令は次の通り。
  

  Circle (x1,y1), r, COLOR

  
  (x1,y1)座標を中心として半径ｒの（color色の）円を書く。
  COLORは指定（書かなくても）よい。
  
  
  
• 描画のクリア
  
  描画コマンドにより描画された絵は、描画コマンドにより 消すことができる。描画のクリア命令は次の通り。

  cls

  
  
• 直線と円を使ったプログラム例
  

  Randomize
  ScaleMode = 3
  sw = ScaleWidth
  sh = ScaleHeight
  Line (0, 0)-(sw, sh), QBColor(1)
  Line (sw, 0)-(0, sh), QBColor(2)
  For i = 1 to sh / 2
      Circle (sw / 2, sh / 2), i, QBColor( Int(Rnd * 16) )
  Next i
  For i = 1 to 100
      Circle (Int(Rnd * sw), Int(Rnd * sh)), Int(Rnd * 5), QBColor( Int(Rnd * 16) )
  Next i
  

  
  この例は、まず画面対角線を２本引き、 画面中心を中心とした、半径１からsh/2までの、円をランダムな色で書いていき、 次に１００個の円（半径５まで）をランダムな位置にランダムな色で書いていく プログラムである。
  
  

  ---

• ●フォームにあらかじめ描画（ラインツール）
  
  ラインツールであらかじめ線を書いておくことができる。
  
  このようなツールで書いたものをオブジェクトと呼び、 例えばPictureBoxもオブジェクトの一つである。
  
  ●オブジェクトの位置を動かす
  
  あるプロパティをプログラムで変更すると位置が変化する。
  位置に関係するプロパティは、Top と Left
  例えば、Picture1というピクチャーボックスを上下に動かす場合、 Picture1.top をプログラムで変化させればよい。
  
  
  • 例；
    

    For x = 1 to 100
        Picture1.top = Picture1.top + 1
    Next x
    

    
    とすると、縦に一つづつずれていく。
    
    また、そのオブジェクトの大きさを参照することもできる。
    picture1.width はその横幅（大きさ）を示し、 picture1.height はその縦幅（大きさ）を示す。
    よって、例えばpicture1を左端から横（ｙ方向）に端まで動かすのは、
    

    picture1.left = 0
    Do
        picture1.left = picture1.left + 1
    Loop until ScaleWidth <= (picture1.left + picture1.width)
    

    
    もし、早く進めたいのであれば、１つづつではなく２づつ増やせばよいし、 ゆっくり進めたいのであれば、無駄なFor文を入れればよい。
    例えば、for xxx = 0 to 10000 ; next i というように空のfor文とする。
    ランダムに進めたいのであれば、ランダム個づつ（例えば２〜５個）進ませるように すればよい。
    
  
  

可能ならば次のようなテーマのプログラムをしてみよう。

楽しいもの、面白いもの、役に立つものなどをＶＢで作ろう！
自分自身で全て考えること！もちろん様々なものを参照しても構わないが、 必ず明記してもらうし、例えば単に本にあったプログラムを写して いるのでは，全く駄目（やっていないものとみなす）ので注意すること。
あまり難しいものを作ることは考えないこと。授業で習った範囲で 作成可能な課題テーマを考えて下さい。不安な人は構想を聞かせて下さい。

★できる限りランダムを用いて毎回やる度に違う結果が得られるものにしよう。★



例；


スロットマシン（練習課題２よりももっと本格的なものを、賭けれる!?）、

複数自動車競争（複数のpictureをランダムに動かしてゴールさせる）、

パックマン（上記競争をアニメーション風に）、

育成ゲーム（条件を選択しこれと偶然性により成長していくように）、


紙芝居（絵を切り替えながら簡単なアニメーション風に）、


スポーツシミュレーション（サッカーＰＫ、テニス、ボーリングなど）

などなど

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