l ネットワークそのものをあらわすホスト部は、全てのビットが0の場合。
l ブロードキャストをあらわすホスト部は、全てのビットが1の場合。
●ルーティング
・ ネットワークは複数のネットワーク同士が接続されてできている。
・ ネットワーク全体から見ると個々のネットワークをセグメントとかサブネットワークと呼ぶ。
・ ネットワークとネットワークは「ルータ」と呼ばれる機能の装置により接続される。
・ ルータは、ネットワークとネットワークとの橋渡しをするものである。
・ 自分のいるネットワークではない所にパケットを流す場合、デフォルトゲートウェイ(ルータ)に対してパケットを送信することにする。
・ 一つのネットワークに複数のネットワークをつなぐことができる。ルータは両端にどのネットワーク体系のネットワークが接続しているかを知っている。隣のネットワークのパケットが流れてきたら、ルータはそれを隣のネットワークに橋渡しをする。
・ ルーティング=経路制御には、「静的経路制御」と「動的経路制御」の二種類がある。静的とはあらかじめ経路先を固定して設定しておく方法で、動的とは経路情報を一定のタイミングで収集し、それに従って経路が決定される方法である。
・
複雑なネットワーク環境では動的経路制御が利用されることが多い。
例えばインターネットを接続するルータは(BGP4による)動的経路制御されているのが通常である。
・ 経路制御はルータのみに必要な制御ではなく、ネットワークに接続されている全ての機器(端末)において必要である。但し、自分が接続しているネットワークに、別のネットワークがつながっていない、単独のネットワークの場合は、経路制御は必要ない。つまり、通常自分自身のネットワークに対しては経路制御を行わなくてもよい。例えば、その端末のネットワークに一台のルータにより別の一つのネットワークが接続されていたとすると、経路制御を行わないと、自分が接続しているネットワーク上の端末としかやりとりができない。
・ 多くのユーザ環境では、ユーザ端末が別のネットワークとアクセスする場合、一台のルータを経由すればよいように設計されることが多い。この場合、デフォルトゲートウェイとしてそのルータを設定しておくことになる。
・ デフォルトゲートウェイとは、自分自身のネットワーク以外にアクセスする場合に、経由すべきゲートウェイのことを指す。但し既に経路設定されているネットワークに関しては、このデフォルトゲートウェイを経由しない。
・ 端末が(自分のネットワーク上の)ゲートウェイの存在を知る手段として、動的ネットワーク制御が使われる場合がある。この制御プロトコルとしては、RIPやOSPFなどが使われる。
・
Windowsなどでは動的ネットワーク制御されることはあまりなく、静的に設定される。デフォルトゲートウェイ・ゲートウェイ・ルータなどで表現される。
但し、WindowsXPでは動的経路制御プロトコルを利用できるようになったようである。
・ 尚、ルータ同士は情報をやりとりしているので、どれか一つのルータにパケットが届けばルータが適切なルータに転送してくれる。
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