データ型
・変数などで扱うデータには、実は様々な型がある。
・変数の宣言時の指定方法を含めて、データ型について理解しよう。
○データ型とは
- 扱う値によって様々な種類があり、プログラムする際にそれらを十分に意識する必要がある。
- 変数においては、取り扱えるデータ型を決める必要があり、宣言の際に指定する。
- 例えば、変数xは整数を扱うとすると、この変数xには小数のある、実数などは扱えないことになる。
- VBで扱えるデータ型は、整数などの数値、英字などの文字、時間などの日付・時刻、その他がある。
○変数のデータ型宣言
- 変数は、プログラム先頭部分にて、Dimにより宣言をしておかなければいけないが、
- この時に、データ型も明記する。
- 例えば、整数型(Integer)の場合、
- Dim 変数名 As Integer
- などのようにする。
以下に主なデータ型を紹介する(詳細は教科書を参照のこと)
○数値を扱う型
- 整数型: Integer
- (単精度)浮動小数点型(つまり小数を伴うことができる実数): Single
○文字を扱う型
- 文字型(1文字のみを扱う): Char
- 文字列型: String
◇データ型の宣言とVal( )関数
- 今まで、Inputbox( )関数を利用して、数値を入力してもらう場合、
n = Val( Inputbox("message") ) のようにVal( )関数を利用していた。
- これは、例えばユーザが「1」を入力したとき、この「1」が文字ではなくて数値とさせるという意味があった。
- しかし、変数nを Dim n As Integer と宣言しておけば、Valがなくても、数値が代入されることになる。
- もし、変数n,mが文字型と宣言され、n,mにそれぞれユーザが1,2を入力したとする。
このとき、n+mは、残念ながら「3」ではなく、「12」となる。「+」は文字の場合連結を意味する命令だからである。
*なぜデータ型が存在するのか?
- 変数の宣言やデータ型の明示はなぜ必要なのだろうか?
- 面倒なのは確かだが、これはプログラムの間違いを減らすことが主な目的である。
- 例えば、abcという変数を利用したいのに、タイプミスでabcdとプログラムしてしまった場合、abcdは変数宣言されていないの、エラーとなる。
- データ型は、その型によって使用されるメモリが違う。よって、メモリの効率的な利用と共に、プログラマーが今変数でどのような値を扱うのかを意識するという意味でもデータ型の宣言が必要となる。
教科書;
4-3 データ型を理解する p112
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