式(3.6)第1項の物理的な意味について検討する。
ところで、 であるから、
次に、 であるので、 の 極はの場合以外は条件式(3.8)を満足しない。 また、観測角が を満足する場合には、
以上より、条件式(3.8)を満足する極の数は、 , のそれぞれについて、たかだか、1つである。
いずれの極の寄与も平面波を表しており、 の極の寄与は入射波を表し、 の極の寄与は楔表面での反射波を表している。 (図3.3)