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Visual Studioの起動
PC教室のでの起動
まず,デスクトップのアプリケーションというフォルダを開きます.
次に,Visual Studio 2015フォルダを探して開きます.
そして,Visual Studio 2015 というアイコンをダブルクリックしてVisual Studioを開始します.
起動後の画面
PC教室ではVisual Studioの起動に数分かかる場合があります.以下のような画面が表示されたら起動が完了しています.
※Visual Studioは授業前に必ず授業が始まる前に起動させておきましょう!
① メニューバー
② ツールバー
③ スタートページ
④ ソリューションエクスプローラー
表示されたウィンドウの中にはメニューバーやツールバーなどがあります.画面表示の内容は作業内容によって変化するので,作業を始める前に確認するようにしましょう.
Visual Basicのプロジェクトファイル作成
新しいプロジェクトの作成
メニューバーから「ファイル(F)」-「新規作成(N)」-「プロジェクト(P)...」を選択しましょう.
① 左側のリストから「インストール済み」-「テンプレート」-「Visual Basic」-「Windows」の順に開く.
② 中央のリストから「Windowsフォームアプリケーション」を選択する.
③ プロジェクト名を入力する.
※英数字以外の文字は基本的に使用しないでください.ハイフン「-」,アンダーバー「_」程度にしましょう.
④ 「OK」ボタンを押す.
ここでは「新しいプロジェクト」というダイヤログボックスが表示されます.このダイヤログボックスで,作成するプロジェクトの種類の選択,名前付けを行います.また,作成するプロジェクトの保存先は「参照(B)...」を押すと任意のフォルダを選択することができますが,PC演習室ではデフォルトの設定で「Z:\defaults\My Documents\Visual Studio 2015\Projects」に保存されることになっています.すべての設定を入力後,「OK」ボタンをクリックするとプロジェクトが作成されます.
フォームとコントロール(Button,Label)
フォームのデザイン
プロジェクトが作成されると下図のような画面が表示されます.中央にフォームデザイナーが表示され,その中にForm1というタイトルのウィンドウがあります.このウィンドウが「
フォーム」と呼ばれるものです.「Windowsフォームアプリケーション」のプロジェクトでは,フォームの上にボタンやラベルなどの
コントロールを配置しながらプログラムを作成していきます.
① フォームデザイナー
② フォーム
③ ツールボックス
④ ソリューションエクスプローラー
⑤ プロパティ
コントロールの配置
フォーム上にコントロールを配置していくためにツールボックスを表示させます.画面左側にある「ツールボックス」のタブをクリックするとツールボックスが表示されます.ツールボックス内の「コモンコントロール」を開くと一般的に使用されるコントロールの一覧が表示されます.
① 「ツールボックス」タブをクリックする.
② ツールボックスの一覧が表示される.
③ 「コモンコントロール」を開く.
④ 一般的に使用されるコントロールの一覧が表示される
ツールボックスを画面左側に常に表示させるためには,ツールボックスウィンドウの右上にある画鋲マークをクリックしてください.
コモンコントロールに表示されたコントロールはフォーム上にドラックアンドドロップすれば配置することができます.ここでは,LabelコントロールとButtonコントロールを配置してみましょう.
プロパティの設定
プロパティには属性や性質という意味があります.画面右下に「プロパティ」というウィンドウが表示されていますが,この設定を変更することによって,コントロールの色や大きさなど,各種設定を変えることができます.
フォーム上のコントロールを選択すると,そのコントロールのプロパティを表示させることができます.例えば,「Button1」をクリックすると,Button1のプロパティが表示されます.ここで,Buttonコントロールに表示されているテキストを「Button1」から「ボタン」に変更してみましょう.プロパティ内の「Text」という項目を選択し「ボタン」と入力すると,フォーム上のButtonコントロールのテキストも変更されます.
コードの記述
コントロールを配置しましたが,このままではプログラムを実行してもイベントが起こることはありません.ここまではあくまでフォームの「デザイン」であり,プログラムを動作させるためには「どのように動作するか」を記述しなければなりません.
Buttonコントロールが押されたときのイベント(Clickイベント)を記述するには,まずフォーム上のButtonコントロールをダブルクリックしてください.すると,コードウィンドウが下図のように表示されます.
ここで以下のように表示されていることをしっかり確認してください.
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
End Sub
「Button1_Click」が「Button1」が「クリックされたとき」を意味している
プロシージャ(手続き)を示しています.イベントが発生したときに呼び出されるプロシージャを
イベントハンドラーといいます.プログラムは,「Private Sub Button1_Click()」と「End Sub」の間に記述していきます.
ここではLabelコントロールにメッセージを表示させる
ステートメント(命令)を書いていきます.Label1に”hello”を表示させるためには以下のように記述します.
Label1.Text = "hello"
このコードは,「Label1」コントロールの「Text」プロパティに”hello”を
代入するという意味になります.
プログラムの実行
コードの記述ができたら,プログラムを実行しましょう.メニューバーから「デバッグ(D)」-「デバッグの開始(S)」を選択します.すると,プログラムが実行され,作成したプログラムのウィンドウが表示されます.
ウィンドウ上の「ボタン」を押して,”Label1”のメッセージ表示が”hello”に変更されたらプログラムの完成です.