Typequickによるキーボード(ブラインドタッチ)の練習
★ブラインドタッチ
キーボードによる入力は、グラフィック環境によるマウス操作が主流になった今でも、
ワープロなどにおいて必ず必要となるものである。テレパシーによる入力などが
実用化されれば別であるが、現時点においてその可能性はあまりにも低く、
自分の考えなどを文章として表現する手段としては、唯一最強の手段がキーボード
入力である。キーボード文化のない日本では馴染み難いものではあるが、
しっかりと練習して、速く且つ正確に入力できるようにすべきである。
例えば、一枚の書類を作る場合、内容(コンテンツ)は別として、既に考えられた
内容の文章をワープロで作成する場合、倍のスピードで入力できる方が、
半分の時間で終了できる。
キーボードから速く正確に入力するためには、ブラインドタッチを覚えるのが
とにかく早道である。ブラインドタッチというのは、キーボードを見ずに、
タイプすることである。つまりどのキーがどこにあるのかをいちいち見て
入力するわけではない。
ブラインドタッチはお箸の持ち方に例えられることがある。これは間違った操作を
覚えてしまうと、なかなか直らず、またある程度以上に上手な操作ができない
という意味である。
ブラインドタッチの第一の基本は、指の置き方である。
一つ一つのキーは必ずどちらの手のどの指で入力するのか決まっている。
実際には左右の手の10本の指を全て使う必要がある。
ホームポジションとよばれる、基本体系がある。これは、キー入力(タイプ)する
際に必ず取るポジションである。
例えば、右手の人指し指、中指…、といった順に、jkl;といったキーの上に置く。
また、左手の人指し指、中指…、の順に、fdsaといったキーの上に置く。
両親指は、スペースキーの上に置く。そして、左上がり斜めの縦のキーをそれぞれの
指が担当してタイプする。タイプする場合には、担当する指のみを伸ばし(手首全体で移動せず)て
タイプし、素早くホームポジションに戻す。とは言え、基本はリラックスして
入力することである。
タイプはリズミカルに、同じスピード(リズム)を保つようにするとよい。
好きな(得意な)文字だけ早く入力するのはよくない。トレモロ(ピアノの手法)効果が
出てしまったりするからである。また、よく間違えられるのは、シフトキーの併用の
仕方である。シフトキーも一つのタイプとして考え、右の文字(キー)をシフトキーと
共に用いたい場合は、左のシフトキーを押して、右のキーをタイプする。
★Typequick使用方法
PC教室のPCには、Typequickと呼ばれるキーボード練習ソフトが使えるようになっている。
アプリケーションフォルダ内のTypequickをダブルクリックすると起動される。
一番最初の起動の際にはいくつか入力設定をする必要がある。基本的にはメッセージにしたがって
入力をしていけば間違えることはあまりないとおもわれる。フルネームの入力では、
例えば、「Yoshinori ARAI」などとすればよいし、ニックネームは、「arai」などと
しておけばよい。また,英字コースとローマ字コースの選択ができるが、これはどちらでも
よいが、英字コースの方が練習しやすいかもしれない。目標タイプ速度は、適当に
30程度でよいかもしれない。
様々な説明が出るので、きちんと読もう。但し一番大事なのは、緊張せずリラックスすること。
ある程度キーボードの場所を覚え、ブラインドタッチの基礎をマスターするのは、
集中的に行なえば10日程度で可能とおもわれる。できれば、毎日30分〜1時間程度の
練習時間を取り、続けてやろう。週に一度だけとかではまず覚えられない。また、間違えても
よいからキーボードを見ずに、おもいきってここだとおもうキーを押してみよう。間違えながら、
体でキーの場所を覚えて行くべきである。
「新しいキーの練習」をしっかりやり、ある程度キーの場所を覚えてきたら、時々「総合練習」を
してみるのも、気分転換になってよいかもしれない。但し、絶対にキーボードを見ないこと!
typequickを使用中に、もし途中だがすぐに辞めたい場合、「ESC(エスケープ)」キーを押そう。
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