インターネットと電子メール及びネチケット


★インターネット
コンピュータ同士がお話し合いできるように線で複数台結ばれたものをネットワークと呼ぶ。
インターネットとは、これらの一つ一つは小さなネットワークが、相互に接続された、 世界規模のネットワークのことをいう。
工芸大では、研究室内に小規模なネットワークがあり、更に学科のネットワーク、 また各学科のネットワークがお互いに接続され、大学全体のネットワークが構成されていると 考えて良い(実際にはこんなに奇麗ではないが(^^)。そして、工芸大学のネットワーク (学内LAN)は、JOINという組織を経てインターネットに接続されている。
インターネット自体は多くのボランティアにより支えられており、特定の企業などが 運用/管理をしているわけではない。


★電子メール
電子メールは、インターネット上で古くから使われている、有用なサービスである。
基本的な考え方は、自分で作成した文章を、コンピュータが相手先のコンピュータまで 運んでくれると考えればよい。
但し、実際にはいくつかの機構が関係してくる。
電子メールをパソコンから出す場合、まずはsmtpという機構により、メールサーバ、 もしくはsmtpサーバにメールが出される。この環境では、このサーバ(マシン)に nt-mailという名前のマシンを用いている。
また、電子メールをパソコンから読み出す場合、POPという機構により、メール(スプール)サーバ、 もしくはPOPサーバからメールが読み出される。この環境では、このサーバ(マシン)に nt-mailという名前のマシンを用いている。

メールを出すことを「送信」、受けとることを「受信」と一般的にいう。 「送信」の場合には、ヘッダーとして相手先のメールアドレスを「To:」に書き、 また、念のため見て欲しい人を「Cc:」に書く。「Subject」と言うのは 自分でつける題名のことである。


★ネチケット
ネチケットとは、「ネットワークエチケット」から作られた造語である。
インターネットの主要部分はボランティアで維持されており、インターネットを使用する 場合、それを十分に理解した上で、むちゃなことをしてはいけないというのが、暗黙の 了解である。一般的に守らなければいけない、ネットワーク上のエチケットをネチケット と呼ぶ。しかし、一般的な法則があるだけで、細かい規定があるわけではない。

ネチケットの原則としては、他人に迷惑をかけないということであり、これは自分自身も 快適に使用できることにつながっている。
電子メールを含めインターネットを使うと、誰かが管理している計算機、及び誰かが 真剣な仕事(研究/勉強を含む)をしているライン(線)を通過する。あなたが 気楽に使おうとしているインターネットは、それらと同じ条件であり、混雑の 原因になる。用もないのにフラッと自動車を乗ると、それだけ道が混んでしまうのと 同じで、緊急車両を含め、仕事の車も通りにくくなる。ましてや、間違えたりすれば、 管理している人達にその旨報告が行き、原因を追求するなどの手間をかけることになる。 くどいようであるが、これらの管理者は、決して正規の労働者ばかりではなく、 多くはボランティア的な活動として管理しているのである。
実際に気をつける具体的な例としては、電子メールアドレスを間違えない、 無駄なメールを出さない、無駄な情報にアクセスしない、無駄なFTPを行なわないなどが 上げられる。

また、ネチケットとは若干違って、インターネット上のちゃんとしたルールもいくつか 存在する。例えば、大きなメールを出さない、メールのタイトルに日本語を使っては いけない、メールの本文(日本語)はJISコードでなければいけない、などである。


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