インターネットとネチケット

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インターネットの動作原理

l        コンピュータ同士がお話し合いできるように線で複数台結ばれたものを(コンピュータ)ネットワークと呼ぶ。

l        インターネットとは、これらの一つ一つは小さなネットワークが、相互に接続された、世界規模のネットワークのことをいう。
つまり、世界中のコンピュータ同士が相互に何らかのお話ができることが基本である。

l        工芸大では、研究室内に小規模なネットワークがあり、更に学科のネットワーク、 また各学科のネットワークがお互いに接続され、大学全体のネットワークが構成されていると 考えて良い(実際にはこんなに奇麗ではないが(^^)。そして、工芸大学のネットワーク (学内LAN)は、JOINという組織を経てインターネットに接続されている。

l        インターネット自体は多くのボランティアにより支えられており、特定の企業などが 運用/管理をしているわけではない。多くの人がプロバイダ(インターネットサービスプロバイダ;ISP)と呼ばれる会社が管理運営していると勘違いをしているようだが、これは現実ではない。

l        プロバイダは、インターネットに接続し、ユーザ(顧客)にこのインターネットの利用環境を与えている会社である。会社などがインターネットに接続する場合、各所への登録、及びサーバ(コンピュータ)の設置及び運用といった設備、専門的知識と手間が必要で、プロバイダはこれらを運用する代わりにユーザ(顧客)から利用料を徴収している。

l        一般の家庭などからプロバイダを通してインターネットに接続する場合は、通常電話回線を通して行う。電話回線の種類などや自宅などで装備しているモデム装置などの性能により、接続スピードが変わる。一般にはデジタル回線を利用したほうが接続速度は速く、デジタル回線の代表としては、INS64やPHSなどがある。ダイヤルアップIP接続という形態で、自分が必要な時に接続して利用し、インターネット側(外部)からのデータは接続時のみにアクセスすることができる。

l        大学や会社などを始めとする大規模なネットワークをインターネットに接続するには、電話回線ではなく、専用の回線を利用することが多い。自社製の回線を利用する場合もあるし、NTTなどの電話会社(キャリア)から借りることもある。もちろんそれら回線には速度があり、一般に「太さ」などとも呼ばれるが、様々な速度の回線がある。常時接続とも呼ばれ、ユーザなどが必要であるかないかに関わらず常にインターネットと接続している。よって、インターネット側(外部)からデータをいつでも受け取ることができる。


★ネチケット

    ネチケットとは、「ネットワーク・エチケット」から作られた造語である。

    インターネット上での規則は、技術的な取り決めがあるだけで、その利用方法や、新たな技術開発を制限するものではない。インターネットの主要部分はボランティアで維持されており、インターネットを使用する場合、それを十分に理解した上で、むちゃなことをしてはいけないというのが、暗黙の了解である。

    インターネットを利用する上で、一般的に守らなければいけない、ネットワーク上のエチケットをネチケット と呼ぶ。しかし、一般的な法則があるだけで、細かい規定・規則があるわけではない。

    ネチケットの原則としては、他人に迷惑をかけないということであり、これは自分自身も 快適に使用できることにつながっている。
電子メールを含めインターネットを使うと、誰かが管理している計算機、及び誰かが 真剣な仕事(研究/勉強を含む)をしているライン(線)を通過する。あなたが 気楽に使おうとしているインターネットは、それらと同じ条件であり、混雑の 原因になる。用もないのにフラッと自動車を乗ると、それだけ道が混んでしまうのと 同じで、緊急車両を含め、仕事の車も通りにくくなる。ましてや、間違えたりすれば、 管理している人達にその旨報告が行き、原因を追求するなどの手間をかけることになる。 くどいようであるが、これらの管理者は、決して正規の労働者ばかりではなく、 多くはボランティア的な活動として管理しているのである。
実際に気をつける具体的な例としては、電子メールアドレスを間違えない、 無駄なメールを出さない、無駄な情報にアクセスしない、無駄なFTPを行なわないなどが 上げられる。

    また、ネチケットとは若干違って、インターネット上のちゃんとしたルールもいくつか 存在する。例えば、大きなメールを出さない、メールのタイトルに日本語を使っては いけない、メールの本文(日本語)はJISコードでなければいけない、などである。これはインターネット技術の一つとして決められていることであり、これらを守ることにより、様々なソフトを開発することができる。


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