プレゼンテーションツール
· 発表(プレゼンテーション)などを効果的に支援する目的で作られたソフトで、例えば、Microsoft Power Pointなどがある。
· 近年では、スライドやOHPなどに代わって、直接パソコンを利用した資料提示を行う場合が増えてきているが、これらにも対応する。
· プレゼンテーションツールは、文字、図、絵、表、グラフなどの様々な表現形態のものを組み合わせ、効果的に作成、見せることができるように工夫されている。
· 近年のワープロでは図を描いたりする事ができるが、プレゼンテーションツールの方が、便利な場合もある。
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図・絵について
· 図、絵を描くソフトには、大きくわけて、ペイント系と、ドロー系の二つがある。
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ペイント系は、写真画質などを操作するフォトレタッチソフトと、一般的なビットマップソフトに分けることがある。
一般的にはフォトレタッチの方が精緻な操作ができ、高機能&高価格であることが多い。Windowsでは「ペイント」というビットマップソフトが付属している。
· ペイント系(ビットマップ)は、デジタル画像の一画素一画素に対して操作をするようなものであり、この細かい1画素(1点)が集まって一枚の絵となっている。操作感覚としては、通常の絵筆を使って紙に描く場合と似た部分がある。
· ドロー系は、ベクター(ベクトル)系と呼ばれることもあり、切絵/パーツのように描いた(配置した)物体(オブジェクト)を扱うツールである。一般的には、「図」などを描く際に使われるが、ビジネス上で「絵」を描くよりも「図」を書く事の方が多いので、ドロー系がよく使われている。
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ドロー系ソフト について
· ドロー系ソフトは、同じ図・絵などでも、切絵/パーツのように描いた(配置した)物体(オブジェクト)を扱うツールである。
· これら配置したオブジェクト(例えば円など)はあとで、 移動、変形などが簡単にできる。
· 例えば、描いた(配置した)円オブジェクトは、移動したり変形したりしても、いつまでたっても円。
· オブジェクト同士には後ろ/前という関係がある(重ねる)。
· よって、ドロー系ソフトで図や絵を描く場合には、これら線や円、四角などのあらかじめ用意されたパーツを利用して描くので、いわゆる絵というよりも、図に近いものを描く場合に使用することが多い。
· CADなどは、このドロー系ソフトの進化したものであると考えてよい。
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ドロー系ソフト の使用方法について
· ドロー系ソフトの基本的な使い方は、パーツを選択し、それを配置していくことである。
· 配置されたパーツ(オブジェクト)は、通常、ドラッグなどによって位置を変更することができる。
· また、オブジェクトを選択した後にガイドマーク(輪郭上四隅などにでる黒い点)をドラッグすることにより変形できる。
· 配置されたオブジェクトには、上下という概念がある。後に配置したものほど上に置かれ、例えば下のオブジェクトの上に、より上のオブジェクトを重ねれば、下のオブジェクトは隠れる。
· オブジェクトの上下関係は後で調整することもできる。
· 多くのドロー系ツールでは配置されたオブジェクトを回転したりすることもできる。
· 複数のオブジェクトを選択することは可能で、通常シフトキーやコントロールキーを押しながら次々とクリックしていく。
· 複数選択されたオブジェクトを対象に、配置位置を揃えたり(整列など)することもできる。
· また複数オブジェクトをあたかも一つのオブジェクトのように扱えるよう、グループ化などもできる。
ドロー系ソフト を使った演習
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ドロー系ソフト(PowerPoint)を使って、「自分に関係する図/絵」を描いてください。
u 自分に少しでも関係する絵を書くこと!
u 抽象的なもの、簡単過ぎるものではだめ。
u ある程度操作できることを前提として20分程度で描けるものにしましょう。
u 例えば部屋の間取り図とか、地図とか、好きな食べ物とか、
ペットなどなど。
u うまい下手はあまり関係ありません。
様々なパーツをうまく工夫して組み合わせていくこと。
【注意】A4サイズ用紙の1/6程度の大きさの絵にすること!
(表示縮尺に注意すること)
後の提出課題で利用しますので、きちんと保存しておいてください。