作品構想→着工(I/F)→製作

皆さんが各自で4.5週にわたって作品を作っていただきます。
およその工程は、次のようになります。

構想→着工（I/F)→製作→テスト・デバッグ→（見栄えの修正）→企画書完成

1. 構想＆企画書作成（構想部分）[11/20（構想は11/16出題の宿題）]

• まずは早急に作品の概略構想を立てて下さい。いわゆるテーマみたいなものです。
• 更にもう少し詳細を考えましょう。なお、およそどのような処理手順にすれば実現できるかは想定しておかなければなりまん。そうでないと、自分の技量以上のプログラムをしなければいけなくなるので、プログラムが完成しなくなってしまいます。
• この時点で、必ず企画書に構想を書いておきましょう。まずは自分が分かる程度で構いません。
  ★企画書は、Wordで書いてください。
  ★企画書の例(PDF)は「⇒ここから」参照できます。

2. 着工（I/F)[11/20]

• まずは最低限必要となるオブジェクト（コマンドボタンやピクチャーボックスなど）を貼り付けましょう。
• つまり、入出力となるものを準備し、最低限の画面作りをします。
• 勿論オブジェクトは、製作時に順次必要に応じて増やしていく必要があるかとおもいます。
• 入出力、画面を考えると構想がもう少し固まってきます。この時点で企画書を修正しておくとよいでしょう。

3. 製作[11/20〜12/21まで]

• 何度もお話していますが、骨格となる最小のアイデアがきちんと動くプログラムをまずは作りましょう。
• そのためには、全体の処理手順をきちんと考えておく必要があります。
• 可能であれば、企画書に概略の処理手順を書いておくとよいです。
• 骨格となるプログラムができたら、考えたアイデアを一つ一つ実現するようにプログラムしていきましょう。
  なお、本来は全ての詳細な処理手順（アルゴリズム）とデータ構造を考えておきますが、プログラム作成に慣れていないので、骨格から作ってください。
• 確実にきちんと動いたら順次プログラムを改変していきましょう。
• 複雑そうなアイデアは、じっくりと考えてからプログラムをすること。皆さんが知っている文法や知識を総動員して、創意と工夫によって処理手順を考えます。携帯電話やワープロソフトなどとは違って、やりたいこと→決まった手順はありません。皆さんががんばって考えるしかありません。
• 時々企画書を眺めて、きちんと最終の目的を確認しておきましょう。
• 必要に応じて、何回となく文法や例題などをＷＥＢ資料や教科書を見直して、慎重に間違いのないように順次プログラムしていってください。
• 作成するプログラムは原則として全ての１行１行が自分で理解できていなければいけません。
• 勿論、絶対に他人の作ったプログラムをそのまま写してはいけません。

4. テスト・デバッグ[12/21]

• 作りながら、また最終的に実際に使ってみて、うまく動くかテストをします。
• 色々な入力をするなど、何回も何回もテストして、思ったように動作するかをきちんと確かめましょう。
• うまく動作しなかった場合、プログラムを修正（デバッグ）しましょう。
• デバッグの際には、ステップ実行を利用したり、デバッグ用に一時的にプログラムを修正したりするとよいでしょう。

5. （見栄えの修正）[12/21]

• プログラムが完成し、時間があるようならば、見栄えを整えましょう。
• なお、今回は見栄えは全く重視しませんので、最低限わかる程度のままでもＯＫです。

6. 企画書完成[12/21]

• 企画書を完成させましょう。
• 概略の企画に、詳細な説明に足していきます。
• アイデア、データ、プログラム（文法）などなど、自分が作品を作るにあたって参考・参照したものは、必ず企画書に明記をしておいてください。
  但し、この授業のＷＥＢ資料、教科書、及び教員・ＴＡからによるものは明記する必要はありません。
7. 作品提出準備 （1/11以前に準備しておく必要があります！）[12/21]
• ★1/11の始まりの時点で、提出をしていただきます。よって12/21の授業で準備をしておいてください。★
• 提出物などについては、別途解説します。
8. 作品発表会 [1/11]
   • 作品を提出をしていただいた上で、一人一人自分の作品を動かしながら、簡単な説明を添えてクラスのみんなに対して発表していただきます。
   • なお、この際にプログラムの内容などについて担当教員（荒井）から質問をさせていただくことがあります。
   • 発表方法については、別途解説します。

・作品例；

• スロットマシン（完璧＋α版）
• 丁半ゲーム（完璧＋α版）
• 競争ゲーム（完璧＋α版）
• 簡易シミュレーションゲーム
  　（１０ステップ程度以内でコマンド選択して対象を動作（成長など）させる）。
• 実用的なソフト
• その他、、、
• などなどなんでも結構ですが、自分で全て考え、自分で全て作らなければいけません。
  また、授業で勉強した内容がほぼ理解できている人が、４週間（1.5h*2限*4週）かかる程度のプログラム内容を基準点とします。
  よって、進みの遅い方などは申し訳ありませんが自習などで補ってください。とはいえ、プログラムはあせってはうまくいきません。着実に！！！

注意事項；

• 絶対に他人が作ったプログラムをコピー・流用・借用しないこと！
  →カンニングとみなし０点以下とします。
  →どこかで見たようなプログラムコード、自分の理解していないプログラムなどは０点です。
  　　（勿論授業で習ったことは全く問題ありません）
  →自分が分かっていないプログラム行は絶対ないはず。
  →自分が理解し、利用可能な文法を駆使すること。
  →Excelなどの方が良いようなものは避けること。
  →難しいものを考えず、まずは簡単な発想から。
  →時間があれば、どんどんと複雑に面白く変えていけばよい。
  →およそこうすればよいと処理概要が思い着くものがよい。
• アイデア・その他、ヒントをもらった場合は、必ずドキュメントに明記すること！
  →本授業関係（講師、TA、WEB資料、教科書など）は明記する必要はない。
• まずは動くことが重要！
  → まずは見栄えが悪くとも、きちんと動くことが重要！
  　　（作成上の効率としてもまずは動くものを作ること！）
  →時間があれば絵やメッセージなどにもこだわって欲しいが、今回は無関係。
  　 見栄えなどで採点が左右されることはありません。
  　 きちんと動いて、きちんとプログラムがかけて、アイデアがよいこと。
• ４週間程度かかる内容のプログラムになっていること！
  →授業でやった例＋チョコチョコでは駄目！
  → ４週間プログラムに時間がかかる作品を！
  　（理解が十分ではなく、プログラムに時間がかかる人は自習して補ってください）
  →絵など見栄えに時間がかかるものも駄目！プログラムに十分に時間をかけること！
• 利用する命令などについて；

  授業で習った命令などを必ず基本としてプログラムしてください。

  第８回に簡単な説明だけした、ジェネラルプロシージャや、CheckBox/RadioButton、タイマーコントロールなどは、原則として利用しないこと。
  但し、それまでが十二分に理解できており、プログラムが完成した上で、時間と実力がある場合には、これらを利用して拡張変更しても構わない。決して最初から利用しようとしないこと。

★作品発表会１／１１に欠席をしないように！

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