ポップアップウィンドウによる表示と文字列

○メッセージの表示

ユーザに何らかのメッセージを表示する場合、LabelのTextプロパティを使ってきた(もしくはTextBox)。
しかし、回数や点数などの簡単な状態を数字や短い言葉で表示するにはよいが、今一つユーザへの提示と言うほど目立たない。

そこで利用できるのが、MsgBox()関数。
MsgBox()関数の利用方法は、とても簡単。

MsgBox ("Hello World!")

とすれば、実行されると画面に小さなポップアップウィンドウが出て、その中に「Hello World!」と表示されている。OKボタンもあり、これを押すことでウィンドウが閉じられる。
InputBox()関数を覚えているはずだが、これとかなり似ている。InputBox()は入力のためにつかうが、MsgBox()はメッセージを表示するために主に使う。

実施にはもっと高機能であるが、とりあえず、MsgBox( "メッセージ" )として使おう。

 

○文字列

上記メッセージ等で利用されているのが、文字列である。

例えば 『"メッセージ"』のことである。

Label1.Text = "メッセージ" や TextBox1.Text = "メッセージ" や a = InputBox( "メッセージ" ) や MsgBox( "メッセージ" ) などで使ってきた。

それでは、変数とメッセージを同時に表示したりしたい時はどうしたらよいだろうか。
これは簡単で、例えば変数 x の中身と、文字列"回"を続けて表示して、「3回」などのようにするには、

x = 3
MsgBox( x & "回" )

とすればよい。つまり「&」が文字列を結合する命令である。

何度も結合してよいので、例えば "第" & x & "回" とすれば、「第3回」となる。

文字列を途中で改行することもできる。「vbCrLf」を使うのが一番手っ取り早い。
但し、使えない所もあるので、うまくいかなければ「 Chr(13) & Chr(10) 」を使ってみよう。

例えば、
MsgBox( "第" & x & "回の成績は、" & vbCrLf & y & "点" & vbCrLf &"でした!" )
MsgBox( "第" & x & "回の成績は、" & Chr(13) & Chr(10) & y & "点" & Chr(13) & Chr(10) &"でした!" )

などとして利用することができる。


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