○例題による練習(簡単な計算)

四則演算など比較的簡単な演算の例題に挑戦してみよう。
プログラムを修正するのではなく、一つ一つのプログラムが全て残るように、別のプログラムとして作成して下さい。但しファイルは一つで。
つまり、基本的には授業内でしたように、一つのファイル(プロジェクト)の中に、複数のボタンを作成し、各々のボタンに各々のプログラムを書くとよいでしょう。
なお、 ラベルなどは使いまわししてかまいません。

※各プログラムに、コメント(「'」を行頭につける)で、「学籍番号」と「名前」、及び「問題題名」を必ず書いておいてください。

(1)円の円周の計算

適当な半径(例えば6cm)の円の円周を求めてみよう。
勿論、円の円周の公式は、2πr

(2)円の面積の計算

適当な半径(例えば6cm)の円の面積を求めてみよう。
勿論、円の面積の公式は、πr
#二乗は、「べき乗演算子^」を利用しても、掛け算を利用(r=r×r)してもよい。

(3)消費税を考えていくら余るかの計算

1万4千円のお年玉をもらいました。そこで買えるだけゲームソフトを買うことにしました。1本の価格が、消費税抜きで3,500円だとすると、実際に消費税付で支払った後、いくら手元に残るでしょうか?

(4)消費税の計算

適当な数値(例えば456円)に対して、消費税分の値段、消費税付きの値段などを表示させてみよう(元の金額も表示させてあげた方がよい)。
但し、消費税については小数点以下まで表示されてしまうかもしれないが、今回はそれでよいこととしよう。

(5)身長と体重からアバウトな標準体重の計算

自分の身長と体重から、標準体重を計算して表示させてみよう。
なお、アバウトな標準体重の計算方法は、次の式を利用してみてください。
標準体重=(身長(cm)-100)x0.9
(例)身長170cmなら(170-100)x0.9=63kgが標準体重となる。
但し、この計算方法は身長によって誤差が大きく必ずしもよい計算方法ではないことは良く知られており、あまり信用できる数値にはならないそうです。計算が簡単なので日本では時々使われているようです。より正しいと言われている計算はBMIと呼ばれるものなどがあります。これはその内使うと思います。

(6)アルバイト目標額までの週数の計算

時給983円のアルバイトをして、3万円を貯めようと思います。1日に4時間、週に3日間アルバイトすると、何週で目標額に達するでしょうか?

(7)入場待ち時間の計算

遊園地であるアトラクションに乗るのに行列ができています。このアトラクションは3分毎に4人乗りの乗り物が出発します。勿論無駄なく乗るものと考えましょう。
今120人が並んでいたとすると、何分後に乗れるでしょうか?
また時間(1時間=60分)で換算すると、何時間でしょうか?
更に何時間何分でしょうか? ヒント;「余りMod」を使うと良いです。

(8)お小遣いの計算

小学生A君の毎月のお小遣いでは、200円のマンガ雑誌を4冊と、5円のアメが6個買えます。
B君の毎月のお小遣いは、A君よりもマンガ雑誌を一冊余計に買えます。
C君のお小遣いは、A君とB君のちょうど真ん中です。
さて、A君、B君、C君のそれぞれの毎月のお小遣いはいくらでしょうか?

(9)消費税の計算(整数編)

適当な数値(例えば456円)に対して、消費税分の値段、消費税付きの値段などを表示させてみよう(元の金額も表示させてあげた方がよい)。
なお、問題(4)では、小数点以下まで表示されても構わないとしましたが、ここでは必ず整数にして頂きます。
整数にする方法は幾つかありますが、ここでは「商\」の演算を使ってみる方法を考えてみましょう。

(10)2進数の計算

2進数3ケタの適当な数値(例えば「101」)に対して、10進数に変換して表示するプログラムを作成してみましょう。
但し、変換したい2進数は、例えば変数ni=101などのように代入してから変換するものとします。
よって、百の位の数値(1or0)を取り出し、2の3乗を掛けるなどして、計算させます。
必ず3桁であることを前提としてプログラムを作りましょう。


*その他、自分で問題を考えてみよう。勿論入力と四則演算などだけで解ける問題を考えなくてはならない。

上記のような問題を解く場合には、プログラムではなくExcelなどの表計算ソフトを利用した方がよい場合も多い。また紙と鉛筆及び電卓などで手で計算した方が速いものも多い。今回はプログラムの練習ということで、ご勘弁下さい。ちなみに、自分で解き方が分からなければ、プログラムは作れないということは十分に体験して頂けると思います。


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