○算術演算

＊四則演算（加減乗除）

VBでの簡単な計算式、つまり四則演算（加減乗除）は、一般的な算数とほぼ同等である。

足し算（加算）：「＋」
引き算（減算）：「−」
掛け算（乗算）：「＊」
割り算（除算（実数））：「／」
という記号を使う。但し上記は見やすくするために全角（日本語）で記述しているが、実際には必ず半角（英語）の記号を使うこと！

四則演算を組み合わせた計算式を書くことも可能。
たとえば、　a + 2 * b - 3
という計算式を書くこともでき、通常の算数と同じように (2*b)が先に計算される。

なお、式には、「a + 2 * b - 3」のように変数と値を自由に混在させることができる。

計算の順序を制御するのに括弧「()」を使うことができる。

但し算数の括弧と違うのは、中括弧「{ }」、大括弧「〔 〕」など使ってはいけなく、全て単なる( )【丸括弧、小括弧、パーレンと呼ばれる】を使うことである。
この括弧は何重にもして記述する事ができる。たとえば、
( a + ( ( 2 * b ) - 3 ) ) )
などと書くことも可能である。どのカッコ「（」とどのコッカ「)」が対応するかはじっくり見れば分かるはず。

＊その他の算術演算

• べき乗：「＾」
  • 例えば、2の3乗を計算したい場合は、「2 ^ 3」とすればよく、この計算結果は8となる。
  • 勿論二乗程度ならば、「n * n」としてもよい。
• 商：「￥」
  • 除算の商（整数部分）を求めるには、例えば「10 \ 3」とすればよく、この計算結果は3となる。
• 余り：「Mod」
  • 除算の余りを求めるには、例えば「10 Mod 3」とすればよく、この計算結果は1となる。
• マイナス（負）の値：「−」
  • 引き算と同じ記号であるが、負の値を示すのに使う。例えば、マイナス123は「-123」と表記する。

＊算術演算の順序

• 括弧を伴わない場合、計算には優先度がある。
  • 例えば、1+2*3は、先に「2*3」が計算され、答えは7になる。
• 優先度は、算術演算子によって以下のように優先順位が決められている。
  • ^ > -(負) > * > / > \ > Mod > + > -（減算）
• 例えば、「10 - -10」は。。。

参照対象キーワード：

演算子
・ 算術演算子
・ 代入演算子

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