○Visual Basicの基本操作

※以下ではVB2012の説明ですが実際には2015を使用します。殆ど同じですが、適宜読み替えるなど、ご注意下さい。

Visual Basicの使い方

• Visual Basicの立ち上げと画面
  • Visual Basicはプログラミング開発環境を提供してくれるソフトウェアです。
  • 但し、Visual Basic（ＶＢ）は、「Visual Studio」というアプリケーションソフトの中で
  • プログラミング言語の前に、まずこのソフトの使い方、つまりプログラムの作り方の基本操作について学びましょう。
  • まずは、VB作成までのステップです。
  1. デスクトップの「アプリケーション」フォルダの中から、「Visual Studio 2015」フォルダを開きます。
  2. さらに「Microsoft Visual Studio 2015」アイコンをダブルクリックしましょう。
  • アプリケーションフォルダにVisual Studio 2015(VS2015)が無い場合は、ウィンドウメニュー（デスクトップ左下の窓アイコンをクリック）から、「Visual Studio 2015」を選択してください。
  • 1-(1)；　　1-(2)；

  • ※下図はVB2012での説明ですが実際には2015です。ご注意下さい。

    　　2；
  • Visual Studioを起動しして少しそのまま待っていると、Visual Studioの初期画面になります。
    ※下図はVB2012での説明ですが実際には2015です。ご注意下さい。
    • 　
  • これで、いよいよVisual Basicのプログラム開発環境の準備がほぼできました。

• 新しいプログラムを作成するには
  • Visual Studioでは、プログラムを作成するのに、「プロジェクト」と呼ばれるもので管理します。
  • 当面は、一つのプロジェクトに一つのプログラムを書くということにします。
  • プロジェクト（プログラム）は名前を付けて保存しますが、これらは原則として最初に指定しておきます。
  • よって、新しいプログラムを作成する場合、
    まずは新しいプロジェクトを作成し、その際にプロジェクトの名前と、保存場所を指定しておく必要があります。
  • プロジェクトの作成は、 「ファイル」メニュー→「新しいプロジェクト」を選択します。
    • もしくは、ＶＳを立ち上げた時に出ている「スタートページ」の「開始」下の「新しいプロジェクト」をクリックしてもＯＫです。　
    • ※下図はVB2012での説明ですが実際には2015です。ご注意下さい。
    • 　　
  • 　新しいプロジェクトを開くと「新しいプロジェクト」ウィンドウが表示される→　
  • ※下図はVB2012での説明ですが実際には2015です。ご注意下さい。
  • 
    • 下の方の「名前」の部分を変更して、適切な名前を付けておくこと！
      • 名前はこれから作るプログラムが何であるか分かるような名前にしておこう。
    • なお、この時、念のため、テンプレート「Visual Basic」と「Windows フォーム アプリケーション」が選ばれていることを確認しておこう。
    • また、場所が、自分のホームの下など、適切な場所であることを確認しておこう。
    • なお、プロジェクトは、実際には一つのフォルダで管理されます。このフォルダ内にはいくつものファイルやフォルダが自動的に保存されることになります。
    • ＰＣ演習室では、「Z:\defaults\My Documents\Visual Studio 2015\Projects」の下に、この自分で作ったプログラムなどのフォルダが作成されることになります。
• プログラム作成画面について
  • 左に「ツールボックス」（隠れている）、右に「ソリューションエクスプローラ」、「プロパティウィンドウ」などが出て、
    中央には「Form1.vb［デザイン］」というタブでフォームデザイナ（単にフォームということもある）と呼ばれるウィンドウが表示されるはずです。
  • このフォームデザイナの中にはForm1と書かれたウィンドウっぽいものが表示されています。
    • 
  • このフォームは、大きさを変えたり、移動したりできますが、左上が固定されています。
  • プログラムするには、まず「Button」（ボタン）というコントロールを貼り付け、この中にプログラムを書くと覚えておきましょう。
    　
  • フォームデザイナ・ウィンドウが表示されていない、もしくは閉じてしまった場合には、右のソリューションエクスプローラのForm1.vbをダブルクリックすると、表示されるようになります。
    • 
      　
• コントロールの操作
  • 立ち上げと画面の概要が分かってきたら、次にコントロールの操作についてです。
  • 左側の「ツールボックス」には様々なコントロールと呼ばれるボタンなどがあります。
    • 但し、このツールボックスは隠れているようになっています。
  • このコントロール（オブジェクトということもある）は、フォームに配置して使います。
  • ツールボックスは左側に隠れているようになっているので、まず１：この縦書きの「ツールボックス」をクリックします。
  • するとツールボックスが右側に出てきます。
    • マウスを外すとまたツールボックスが隠れてしまいます。
    • ツールボックスの右上の「ピン」をクリックしておくと隠れなくなり便利です。
  • 例えばボタン（Button）コントロールは、ツールボックス（右側）の「コモン コントロール」の中にあります。
  • そこで、２：「コモンコントロール」をクリックすると、いくつかのコントロールが表示されます。
  • 　　　ツールボックスを固定してコモンコントロールを開いたところ→
  • 導入編では、「Button」（ボタン）と「Label」（ラベル）の二つのコントロールを使います。
    • いずれも「コモン コントロール」にあります。
      • 「LinkLabel」ではありませんの、間違えないように。
    • 「TextBox」（テキストボックス）を使うこともあります。
  • それではまず、「ボタン」を「フォーム」に貼りつけてみましょう。
  • ツールボックスのButtonボタンをクリックし、次にフォームの中で適当にドラッグします。
    • その他、ダブルクリックする、ドラッグするなどでも配置することができます。
  • 初めてボタンを作ると、「Button1」という名前のボタンが作られます。
  • このように貼り付けたコントロールは、後で大きさや位置を自由に変えることができます。
  • なお、ツールボックスの一番上には、矢印のアイコン「ポインタ」がありますが、これはコントロールではなく、コントロールを操作する時などに選択しておくものです。
  • 　
  • コントロールが不要になった場合（余計に張り付けてしまったなどの場合）は、そのコントロールを選択してから、[Delete]キーを押すか、「編集」メニュー内「削除」を選択します。

• まずは、これらの名前や操作について早く慣れましょう。
  • 若干とっつきにくい面もありますが、慣れてしまいましょう。
    • これらの操作は習うより慣れろ！といったところです。
  • 教科書を何度も読みながら、実際に試してみましょう！

参照対象キーワード：

VB2015プログラムの作成
・ Visual Basicを起動する
・ フォームに名前を付ける
・ コントロールを用意する
VB2015の基本操作
・ 画面構成
・ アプリケーションの作成手順

[「Ａ班」プログラミング基礎のTopに戻る]