復習;For文、及びグラフィックスメソッド
繰り返しを実現できるFor文、コンピュータが得意である早く計算するといった利点とプログラムを簡単にするという点でも様々な利用価値のあるものです。しっかりと覚えておきましょう。
○For文の使い方
- For文は、For-Nextという対で書かなければいけない。
- For文は次のように書いて利用する。
- For カウンタ変数 = 初期値 To 終了値
繰り返し処理のブロック
Next カウンタ変数
- ここでブロックは、If文やFor文を初め一塊のプログラムであれば原則として何行でも何でもよい。
○For文の利用方法
- For文はあらかじめ繰り返す回数が指定できる場合に使う命令である。
- 単純なプログラムでも長くなれば間違いも多くなる。
そこで、同じような処理を繰り返し処理することによって解決できる場合は、積極的にFor文を使っていこう。
- 例えば絵を繰り返し表示するなどもFor文を使ってできましたよね。
- 何もしない空のFor文で、ちょっと待つということもできましたよね。
- For文を利用する際には、まず同じような簡単な処理を繰り返すことによって解決できるかを考えます。
また、For文のカウンタ変数が、順次変化していくというところに注目して、これをうまく利用するとよい場合も多いです。
- たとえば九九の計算は、次々と変わっていくカウンタ変数を利用して計算しましたよね。
○グラフィックメソッド
- 座標;
- グラフィックの座標系は通常と違って左上が原点であることをきちんと知っておきましょう。
つまりY軸は下に正方向。
- 注意: 座標などを指定する際に変数を使う場合は、注意が必要!
例えば、x, yという変数を使う場合、宣言の際に以下のように
「As Integer」としなければならない。
Dim x, y As Integer
- ウィンドウの大きさと、角の座標
- Formウィンドウの大きさをプログラム内で知ることができる。
- 幅「Size.Width」(X軸方向)
高さ「Size.Height」(Y軸方向)
- これを利用すると、Formウィンドウの4隅の座標を知ることができる。
勿論左上隅の座標は、(0, 0)
- また、画面の真ん中の座標を計算することも可能。
- 但し、フォームウィンドウのタイトルバーや枠の太さなどに注意(※教科書p243参照)
- 線、円を描くグラフィックメソッド
- 線、四角、円(楕円)をプログラムの命令(メソッド)によって描かせることができる。
- 準備; Dim grph As System.Drawing.Graphics = Me.CreateGraphics で、grph変数を宣言
- 線; grph.DrawLine (ペン,始点x座標, 始点y座標,終点x座標, 終点y座標)
- 四角; grph.DrawRectangle( ペン,始点x座標, 始点y座標,幅, 高さ)
- 円(楕円); grph.DrawEllipse( ペン,始点x座標, 始点y座標, 幅, 高さ )
- ペン; Pens.Black, Pens.Red など
- 描画されたものの消去
- ペンの色をランダムに設定する方法
- 自分でペンを作ってRGBの色をランダムに指定
- Dim mypen As New Pen(Color.Black) で自分用ペンの変数を宣言
- r = Int(Rnd(1) * 256) : g = Int(Rnd(1) * 256) :
b = Int(Rnd(1) * 256) でRGB各色をランダムに決定し、
mypen.Color = Color.FromArgb(r, g, b) で、自分用ペンに決定された色を設定
[「C班」プログラミング基礎のTopに戻る]