For文の応用
・二重ループによる「九九」の計算
・Print文も知っておこう
○For文の中にFor文を!
- For文内のブロックは、一連の正しいプログラムであれば原則としては何を書いてもよい。
つまり、If文をいくつもかこうが、For文を書こうが全く問題はない。
- For文による二重ループのプログラムを作ってみよう。
- 遊園地のコーヒーカップ?カップが回りながら、全体が回る。
- For文の中のブロックにFor文を書くと、どうなるのか、慌てずにじっくりと。
一文一文をきちんと追いかけられれば分かるはず。
○Print文
- VBとしてはあまり頻繁に使われる命令ではないが、Formに文字を直接出したい時に利用する Print 文を知っておこう。
- Print "XXX" とすると、「XXX」という文字列がFormに表示される。
- Print n とすると、変数nの内容がFormに表示される。
- Print a, b とする(「,」カンマで区切る)と、変数a, bの内容が、少し空いて表示される(例えば「1 2」などのように)。
- Print a; b とする(「;」セミコロンで区切る)と、変数a, bの内容が、続けて表示される(例えば「12」などのように)。
- Print a
Print b と二行に分けると、各々の変数の内容が表示された後に改行される。よってこの場合2行で表示される。
○「九九」をプログラミングしてみよう!
- 小学校で習った「九九」をプログラミングして、コンピュータに計算させてみよう。
- 「1×1、1×2、1×3、・・・、2×1、2×2、・・・9×9」という順に計算をさせる。
- For文一つではうまくいかない。
- まずは1の段の計算において、1*i と考え、iを1,2,・・・と変化させていくことを考えよう。
- そして、j段の計算として、jを1,2,・・・と変化させていくことを考えよう。
- 結果としては、j * i が九九の計算となるはず。
- まずは表示される結果の見栄えを気にせずに、9×9回正しく計算されるプログラムを完成させよう。
- 注意;二重にFor文を書く場合は、各々のカウンタ変数を、必ず別の変数にしないと、絶対にうまくいかない!
教科書;
5-5 Forステートメントで繰り返し処理を行う p176
6-5 フォーム上に文字を表示するには p218
[「C班」プログラミング基礎のTopに戻る]