ScaleMode = 3
Circle (0, ScaleHeight / 2), 10
いずれの円もＹ成分の中心座標は、 ScaleHeight/2 である。
- もし繰り返し（ループ）命令を使わない場合は、
Circle (0, ScaleHeight / 2), 10
Circle (1, ScaleHeight / 2), 10
Circle (2, ScaleHeight / 2), 10
Circle (3, ScaleHeight / 2), 10
Circle (4, ScaleHeight / 2), 10
と次々とＸ成分を一つづつ増やして書かせていくことになる。 - 終了は画面の右とするので、最後の円は、
(ScaleWidth, ScaleHeight/2)が中心座標となる。
よって、Ｘ成分が0, 1, 2, ..., ScaleWidth となるようにプログラムすればよい。 - これをＦｏｒ文で書く場合は次のようになるはず。
For x = 0 To ScaleWidth
Circle (x, ScaleHeight/2), 10
Next x - これにより、For文のカウンタ変数ｘが、0, 1, ..., ScaleWidthと変化しながらCircle文が繰り返し実行されることになる。
- For文を使ってプログラムする場合は上記のようになるが、ここではＤｏ文を使って書き直してみよう。
- For文とDo文の一番の違いは、Do文では終了条件が自由に設定できることであり、逆に適切に設定しなければいけない。
- では、Do文の終了はどのようにしたらよいであろうか？
For文の場合は、円のＸ中心座標を０から始めてScaleWidth回だけ繰り返すというものであったが、本来は、
「円のＸ中心座標を０から始め、１づつ増やして、ScaleWidthになるまで繰り返す」ということである。
Do文の条件としてはこのような意味になるようにすればよい。 - しかし、Do文にはFor文と違ってカウンタ変数というものがない。
よって自分でFor文のカウンタ変数に相当するものを自分でプログラムしてあげる必要がある。 - 完成プログラムの一例は次のようになる。
ScaleMode = 3
x = 0
Do
Circle (x, ScaleHeight / 2), 10, QBColor(Rnd(1) * 15)
x = x + 1
Loop Until x > ScaleWidth
- 上記では、最初Ｘ＝０を中心に円を描き、次に隣のＸ＝１を中心に円を描かせている。
- が、今度は、一つ置きに円を描かせてみよう。
- つまり、中心座標のＸ座標は、
0, 2, 4, 6, ... としていくわけである。 - 終了条件はどうしたらよいだろうか？
- 最初の円の中心Ｘ座標は、とりあえず０とする。
- 次に描く円は、隣でも更に隣でもなく、さいころを振って出た目（１〜６までのどれか）分だけ隣に円を描かせてみよう。
- できたら、円を描く際に、色をランダムにしてみよう。
- 実行すると、こんな感じになるはず。
できたかな？Do文の方がFor文よりも自由度が大きく万能です。しかし、自分でプログラムしなければならないことも多くなるので、ちょっと面倒ですね。
数値計算のような決まりきった計算をさせるのであれば、For文の方が便利ですが、少し凝った面白い結果を求めると、どうしてもDo文を使える必要があります。