○VBにおけるプロパティのちょっとした知識
要点:
- プロパティの設定
- ラベルやコマンドボタンなどのコントロールを含めたオブジェクトには、様々な「プロパティ」と呼ばれる属性がある。
- このプロパティの値を設定するには、大きく二つの方法がある。
- プログラムで設定する方法
- 予めプロパティウィンドウにて設定する方法
- プログラムによるプロパティの設定
- Label1.Caption = "ラベルです"
- 上記の命令は、Label1というラベルオブジェクトのCaptionプロパティを、右辺の「ラベルです」というメッセージを代入することで、表示を変更している例である。
- このように「オブジェクト名」.「プロパティ名」 = 「設定値」としてプロパティの値を設定できる。
- プロパティウィンドウにてプロパティの設定
- プロパティウィンドウ(通常VB画面の右に表示p.14)には、オブジェクトをクリック(選択)すると、そのオブジェクトのプロパティが表示される。
- このプロパティの値は予めこのウィンドウで変更しておくことができる。
- 例えばLabel1という名前のラベルコントロールがある場合、これを選択するとプロパティウィンドウには様々なプロパティが表示される。
この中で「Caption」というプロパティの右側「Label1」を変更すれば表示が変更される。参考;p38, p42
- コントロールの種類 とプロパティ
- 導入編において利用するコントロールは、「コマンドボタン」「ラベル」「テキストボックス」の三つである。
- それ以外にも色々あることだけは知っておこう。
- なお、コントロールの種類によって、プロパティの種類に違いがあることは是非覚えておいてください。
- 例えば、テキストボックスのプロパティには「Caption」プロパティはありません。
- プロパティの値の取得
- プロパティは上記のように値を設定をすることができる。
- 逆に設定されているプロパティの値を取得することもできる。
- 例えば、教科書でよく利用されている 「x = Text1.Text」は、Text1という名前のテキストボックスのTextプロパティの値を、xという変数に代入するというものです。
- よって、プロパティは変数とは全く違う概念のものですが、場合によっては変数と同じようにも使える場合があります。
参考;
第3章 画面のデザインの基礎を学ぼう
3-3 プロパティを使いこなそう
・ プロパティの値を設定するには (一部のみ) p.66
3-4 コントロールの種類を知っておこう
・どんなコントロールがあるのか (一部のみ) p.74
3-7 プロパティの値の取得と演算
・テキストボックスの値を取得するには (一部のみ) p.88
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