ネットワーク関連の資格について

Cisco CCNA/CCENT;

シスコ社「シスコ技術者認定」の紹介ページ:http://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html

Cisco CCNAは、3年間の期限付きで有効な、一企業が実施している資格(国家試験などではない)で、シスコ技術者認定の一つ。Cisco社のネットワーク機器は、多くの企業などで採用している、いわば業界標準といってもよい機器。CCNAはネットワーク運営をする上で、非常に有益となる資格。但し有効期限3年。

シスコ社のCCNA( Routing and Switching)の紹介ページ: http://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna-routing-switching.html

IT Pro (日経)による紹介 (http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20051031/223754/)

CCNAとはCisco Certified Network Associateの略で,米Cisco Systems社の製品のスペシャリストを認定する資格です。Cisco Systems社の認定資格は複数存在しますが,その最上位であるCCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)へつながる登竜門の資格としてCCNAは存在します。
 もちろんCCIEを目指さなくても取得する価値はあります。ネットワークの知識・技術を問う資格は数が少ないのが現状です。その中でCCNAはネットワーク,特にTCP/IPの基礎知識とルーティングやスイッチングの技術を問う内容で,Cisco Systems社の製品を使う,使わないに限らず「役に立つ」資格として有名です。

CCNAはネットワークエンジニアとして非常に有益な資格です。但し、その分取得がかなり難しいのも事実です。TCP/IPやネットワーク機器の技術的知識だけでなく、実際にCiscoの機器を設定できなければいけないからです。

2007年からシスコ技術者認定が変更され、CCNAよりも基礎的な位置付けの「CCENT」が設置された。
CCENTは、初級技術者向けとして小規模なネットワークを対象にし、従来のCCNAは中規模ネットワークを対象となりより実践さも含まれるようになった。

シスコ社によるCCENTの紹介ページ:http://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/entry/ccent.html

Cisco Certified Entry Networking Technician (CCENTR) 認定では、エントリー レベルのネットワーク サポート担当者に要求される技能を備えていることが証明されます。CCENT 認定は、ネットワーキング関連の多数の有望なキャリアにおける出発点となります。受験者には、基本的なネットワーク セキュリティを含む、小規模なエンタープライズ ブランチ ネットワークの導入、運用、およびトラブルシューティングを行う知識と技能が要求されます。
CCENT はネットワーキング キャリアのドアを開きます。CCENT 認定保有者は、小規模エンタープライズ ブランチ ネットワークを管理する能力を持っていることを証明できます。CCENT 認定は CCNA 認定を取得するための最初のステップです。同じエントリーレベル エンジニアの中で差別化するのに役立ちます。

CCENT

情報処理技術者試験基本情報技術者試験

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者を対象とした(資格試験)

情報処理技術者試験ネットワークスペシャリスト試験

高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者を対象とした(資格)試験。

役割と業務:ネットワークシステムを企画・要件定義・開発・運用・保守する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。 (1) ネットワーク管理者として、情報システム基盤であるネットワーク資源を管理する。 (2) ネットワークシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・開発・運用・保守を行う。 (3) 情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、ネットワーク関連の技術支援を行う。 [ref.IPA]

MTA マイクロソフト テクノロジー アソシエイトネットワークの基礎

●参考書:徹底攻略MTAネットワーク問題集[98-366]対応

出版社:インプレスジャパン|サイズ・ページ数:A5判・200p
価格:2,700円(2,500円+消費税8%)

MTAは、技術情報系の基本的な知識を証明するMicrosoftの新しいエントリーレベルの認定資格プログラムです。
世界で実施されているグローバルな認定資格で、認定されたスキルは世界で通用します。

MTAの試験概要;40問前後・45分、択一・複数選択式、コンピュータ上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式

上記の他にも様々なネットワーク関連の資格があります。いずれも一長一短やそれぞれの特徴があります。
また、情報処理技術者試験の場合、初級シスアド→基本情報と順に取得していくべきである。

上記資格の内、本授業での最大のターゲットはCCNAであるが、残念ながら本授業だけではCCNA全ての範囲と詳細をカバーできない。
実際にCCNAを取得するには、更に広範囲で、正確な実践的知識を要し、かなりの努力が必要となります。


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