「ネットワークプランニング」CS3年 授業について

◆授業の目的

本授業では、ネットワーク(LAN)の実践的な設計・運用について、実際の演習(NWの設計作図やネットワーク機器シミュレータなどを使用)を交えて学習する。小規模なLANをCisco社ネットワーク機器で構築することを前提。Cisco CCNAの基礎部分に相当。

ネットワークの仕組みやエンドユーザに必要とされるネットワーク知識ではなく、小規模なネットワークの実践的な設計、設定、運用を可能にするための基礎知識を学習する。

IT社会にかかすことのできないネットワークの実践的な設計・運用について演習を交えながら学習する。
本授業は、ネットワークを単に利用したりその仕組みを理解するだけでなく、仕組みを理解した上で実践的な設計や運用ができることを目指す。具体的な対象としては、Ciscoの資格CCENT/CCNAにおける小規模なネットワークとし、簡単なネットワークトポロジの設計やネットワーク機器の(シミュレータを利用した実践的な)操作などによる設定・運用を含む演習も行う。

主な授業内容:
(1) ネットワークの基礎とケーブル
 ・OSIとイーサネット
 ・ケーブル
(2) TCP/IPとIPアドレス
 ・TCP/IPとプロトコル
 ・IPアドレスと計算
(3) ネットワーク機器の管理
(4) スイッチ
 ・スイッチの機能と管理
 ・VLAN
(5) ルータ
 ・ルーティングとルーティングプロトコル
 ・ルータの管理とネットワーク
(6) アクセス制御とNAT

◆前提知識:

「コンピュータネットワーク(2年前期)」 「データ通信(2年後期)」の両授業知識を前提として授業をします。必要に応じて授業内で復習することもありますが、不明確な部分については自らの復習を原則とします。

◆教科書:

Cisco CCNA ICND1テキスト (Gene / 松田 千賀 著)、 日経BP社

なお、授業開始前には下記を予定していましたが、発刊されないことになったので、上記に変更いたしました。
・ 徹底攻略 Cisco CCNA教科書[倉橋かおり著、インプレス]\3,200.

必須です。授業内で例題を解いたり、演習問題を宿題にしたりします。
また、定期テストにて持ち込み可とすることもあります(未定)。

◆評価:

授業内演習課題と定期テストの両方をほぼ同じ重み(予定)で総合評価します。
なお、いわゆる出席点というものはありません。

・演習課題;
 授業内で行う課題の提出や小テストなどで、可能な限り毎回提出を求めます。

・定期テスト;
  知識と応用力を試す筆記式のテストを予定します。

よって、定期テストだけを受けて満点でも、また毎回授業を出ていただけで毎回の演習課題が殆ど白紙でも、単位取得は不可能です。

◆授業の進め方:

PC演習室内で、講義と共に演習を交えて行います。
演習では、実機PCやVisioとCiscoシミュレータ(Network Visualizer)を利用します。いずれのソフトも商品版ですので、自習などはPC演習室にてすることをお勧めします。また、PCはWindowsにて利用します。

要約プリントのみ配布。
授業資料は復習用にWEBにて公開 http://www.cs.t-kougei.ac.jp/hif/lecture/nw-plan/ します。
このページは学外からも閲覧可能です。
但し原則として復習用のページで、コンテンツのアップは、遅れることがありますがご了承下さい。

◆履修にあたって:


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