FreeBSD 10での環境設定


久しぶりにデスクトップ環境を構築する。

ネットワーク環境がPROXYの使用を要求している場合

setenv HTTP_PROXY xxx.xxx.xxx.xxx:8080
setenv HTTPS_PROXY xxx.xxx.xxx.xxx:8080
setenv HTTP_TIMEOUT 900
setenv HTTPS_TIMEOUT 900
setenv FTP_PASSIVE_MODE

あると助かる環境変数

setenv LOCALIZED_LANG ja
setenv ADOBE_LANG JPN

defvs.rulesを変更する

時々defvs.rulesを変更する必要があるアプリケーションが存在する。
xfburnをインストールするが、/etc/devfs.confに以下を追記
### /usr/ports/devel/libburn
[system=10]
add path 'acd*' mode 0666
add path 'cd*' mode 0666
add path 'pass*' mode 0666
add path 'xpt*' mode 0666

他にもvirtualboxなんかがそうだったりする。

アプリケーションのインストール

FreeBSD10の場合、基本的にpkg install XXXX とか portinstall XXXX なんてやれば簡単にインストールできます。
その辺のことは公式ページのpkgports に書いてあるので、詳細はそちらで。ここで一番ハマるパターンについて記述します。
色々インストールし、そしてアップデートを繰り返すと、ある日インストールできないこととか、実行するとすぐ落ちるといった現象に
悩まされます。そんな時はまず、/usr/ports/UPDATINGを読む。むしろアップデートかける前に読まなきゃいけないんですけどね。
さらに
ldd /usr/local/lib/lib*so* | less
とか
ldd /usr/local/bin/* | less
でnot foundになっているオブジェクトがないか探してみるのも一つの解決方法です。
アップデートして知らないうちにライブラリーのバージョンが上がっているなんて事があります。
大概/usr/ports/UPDATINGに関係するアプリケーションを再コンパイルするよう記述されているんですけどね。

Flashのインストール

portinstall -p /usr/ports/www/linux-f10-flashplugin11
portinstall -p /usr/ports/www/nspluginwrapper
nspluginwrapper -v -a -i
  or
nspluginwrapper -v -a -u

acroread9

/usr/ports/japanese/acroread9 が使えるようになった。ただし以下のように
/etc/rc.confに
linux_adobe_enable="YES"
を記述する必要あり。また、インストール直後に起動する場合には
/usr/local/etc/rc.d/linux_adobe start
をする必要がある。そして.cshrcには
setenv ADOBE_LANG JPN
を記述する。 詳細はこちら

gdm

どうしてもファイル名等を漢字コードとしてUTF-8ではなくEUCを使いたいときがある。そんな時は完全に 環境をEUCにしてしまう。/usr/local/etc/dm/Session/にファイルを記述すれば良いが、二つ用意する。
一つはxsessionであり、以下のとおり。
#!/bin/sh
LC_ALL=ja_JP.eucJP; export LC_ALL  
LANG=ja_JP.eucJP; export LANG
export G_BROKEN_FILENAMES=1
###http://tdiary.flowernet.gr.jp/jado/?date=20050825
export G_FILENAME_ENCODING=@locale    
XMODIFIERS="@im=kinput2" ; export XMODIFIERS
#XMODIFIERS="@im=SCIM" ; export XMODIFIERS
GTK_IM_MODULE="scim" ; export GTK_IM_MODULE
/usr/local/bin/kinput2 -xim -ccdef /usr/local/lib/X11/ccdef/ccdef.kinput2.egg&
exec /usr/local/bin/gnome-session
###
もう一つはja-gnome.desktopです。
[Desktop Entry]
Exec=/usr/local/etc/dm/Sessions/xsession
Name=GNOME(Japanese EUC)
Comment=Nihongo
TryExec=/usr/local/etc/dm/Sessions/xsession
Icon=
Type=Application
これらを設定した後にgdmを再起動し、ログインする時に環境をja-gnomeを選択する。
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