データベースの準備

Visual Studio または Visual Web Developer で Web サイトを構築する場合、Access、SQL Server、MySQLなどほとんどのデータベースを利用できる。もちろん様々な クエリ も利用できる。

PC教室ではこのうち mdb 形式を使うのがもっとも便利なので、mdb形式を利用すること。

PC教室で使う場合. 以下をダウンロードする。

(SQL Server形式のファイル)

test.mdb

以下にファイル形式の違いについて説明する。

データベースファイル形式(accdb, mdb, mdf)

拡張子 ファイル形式 ソフト
.mdf SQL Server形式 SQL Serverなど
.mdb Access MDB形式 Access
 .accdb Access Accdb形式 Access 2007以後

Access(2007以後)ではデフォルトのファイル形式はaccdbとなっている。PC教室の設定ではこの形式はサーバーでは使えないので以下の操作によりmdb形式に変換する必要がある。

1) ファイル/保存して発行

2) access 2002-2003データベースを選んで保存

一方、サーバにaccessがインストールされていることはまれで、SQLサーバのみがインストールされている場合が多い。この場合さらにSQL Server形式(mdf)に変換する必要がある。 Access形式(mdb) から SQL Server形式(mdf)への変換については下記に説明がある。

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc708919.aspx

 

Accessのファイル形式からの変換を試すため、Access形式のファイルも提供しておく。

(access 形式のファイル)

test.accdb

データベースのファイル形式の返還を試したい人は上記をダウンロードしてmdb形式に変換してみよう。

 

データベースには著作権もあるので注意すること。

データベースの著作権

データベースも著作権を有するので十分に注意すること。

データベースの著作権は著作権法第十二条の二で定められている。

「(データベースの著作物) 第十二条の二  データベースでその情報の選択又は体系的な構成によつて創作性を有するものは、著作物として保護する。」(著作権法)

たとえば一定年数がたって著作権が消滅した小説のタイトルであっても、それらを、恋愛小説、怪奇小説など詳細なジャンルに分類したリストを作成し、その構成が創作性を有すると判断されれば、そのリストはデータベースの著作物として保護される。

データベースの著作権を侵害した場合も、通常の著作権侵害と同様に刑罰が課せられる。またデータベースには商業的に高い価値を有するものがある。その場合刑事罰だけでなく、経済的損失に対しては民事損害賠償が別途請求される。データベースの著作権には十分な注意が必要である。