PCMの普及
PCMは1950年代に米国で開発された。
1本の電話線を用いて、それまでよりも多くの音声を伝送する技術。
この開発に関わったのが、オリバー、ピアース、シャノン。3名はこの成果を「PCMの理論」として発表した。
単位bitの始まり
シャノンは「通信の数学理論」も発表した。この論文で情報量の単位としてbitが使われたことから、今日情報の単位としてbitが使われるようになった。
bitという造語は、チューキー(J. W. Tukey)が作り、シャノンがこの論文で「情報量の単位」として用いたことから、今日のように情報量の基本単位として用いられるようになった。
オーディオのデジタル化
CDや着うたなど、オーディオの主要方式は10~15年毎に世代交代してきた。
PCMは1950年代にまず電話で実用化されたが、1980年代にはオーディオの標準方式になった。現在はCDから次世代の音楽メディアへの移行が進みつつある。2007年時点ではまだ音楽著作権収入の半分以上はCDメディアであり、世代交代は進みつつあるが、まだ完全に移行したとはいえない。また、次世代の音楽メディアがCDのように1つの方式に統一されるのか、あるいはいくつかの方式が併存するのか、まだ不透明である。