ファイル入出力

プログラムからファイルを扱う方法について学ぶ

ファイルに対して以下の操作が可能

FileOpen 入力ファイル1を開く
PrintLine ファイル2に「ABC」と出力
Input ファイル1からデータをxに読み込む
FileClose ファイル1を閉じる

例: 以下のプログラムをButton1にプログラムして実行してみよう。


        FileOpen(1, "test.txt", OpenMode.Output)
        PrintLine(1, _
        "むかしむかしある所におじいさんとおばあさんがいました")
        PrintLine(1, "めでたしめでたし")
        FileClose(1)
		

動作画面はこのようになる

Button1をクリックするとプログラムの動作によりファイルが作成される。このファイルはプログラムの「実行ファイル」がある場所に作られる。

MyDocuments\WindowsApplication1\bin\Debug

に以下のようにtest.txtというファイルができる。(できていない場合は、こちらを参照)

test.txt には"hello"と書かれている。

各行の動作を以下に示す。

FileOpen(1."test.txt",OpenMode.Output) "test.txt"というファイルを開く。
  以後プログラム中では、このファイルは"ファイル1番"となる。
PrintLine(1,"hello") ファイル1番に"hello"と書く
FileClose(1) ファイル1番を閉じる

ポイント

  • ファイル操作には「ファイル番号」を用いる。
  • ファイルは開くことで読んだり書いたりできるようになる。最初にFileOpenで、ファイルを「開く」。その時に番号を指定する。以後、そのファイルはその番号で参照できる。ノートや封筒を開くようなイメージだ。
  • PrintLineでファイルにデータを書き込める
  • ファイルの使用が終わったら 最後に必ずFileCloseでファイルを閉じなければならない。

 

練習問題

小学生のために、「計算問題100問」を作成するプログラムを作ってみよう。以下のような問題集を乱数を使って自動的に作成するプログラムを作りなさい。

ヒント: 問題は乱数=RND を使って作る。

xxx

  問題1 12 たす 23 は 答え 35
  問題2 82 たす 11 は 答え 93
  問題3 25 たす 19 は 答え 44

  ~問題が続く ~

  問題100 19たす 28は 答え47        

実行ファイルの場所

ファイルは、他に指定がなければプログラムの実行ファイルが置かれているフォルダーに書かれる。

これまでプログラムの実行ファイルがどこにあるか、あまり意識していなかったが。この授業で示した方法でプログラムを作ると、プログラムは

z:\Documents\Visual Studio 2012\Projects

の中の、

WindowsApplication1\bin\Debug

に作成される。

VisualStudioの起動時、「プロジェクト」を作る時に新しいプロジェクトを作成して、プロジェクト名を指定すると、そのプロジェクト名のフォルダーが作成される。たとえばNewProject1というプロジェクトを作成すれば以下のフォルダに実行ファイルが置かれる。

NewProject1\bin\Debug

また、今は利用していないが、「リリースモード」というモードで実行ファイルを作ると、

NewProject1\bin\Relase

に実行ファイルが作られる。