音の高さ

     
  注意: 以下の実験では絶対に途中で音量をあげないでください。  
     

以下のように入力してみる。


play(sin(2*%pi*1000*t)*0.1);


ここで音量を調整し、以後音量は調整しない。

1000のところを、500、200、100、50と変化させてみよう。

50Hzでは音はほとんど聞こえない。

次に2000、3000、4000、8000、16000と変化させてみよう。

16000ではやはりほとんど音は聞こえない。

聞こえなくなる周波数は人により異なり、人によっては12000Hz程度で聞こえない人もいるが、8000Hz程度までが聞こえれば特に異常ではない。

ヘッドホンを大音量で聞き続けたり音楽を大音量で演奏していると、若年性難聴になりやすい。

詳しく知りたい人へ

身の回りの音の周波数を以下に示す。

周波数
ピアノの中央の「ラ」の音 440Hz
時報の最初のポッポッポという音 440Hz
440Hzの1オクターブ上の音 880hz
人の声 300Hz
鈴虫の声 8000Hz
ブラウン管のノイズ 16000Hz
電源のノイズ 50Hz, 100hz

15kHzの音が聞こえない人は、少し悔しい気分だが、聞こえた方が幸せだとは限らない。

実は身の回りには15kHzの騒音を出すものが意外に多い。アナログテレビは15khzの騒音が大きいし、IH調理機やインバータ方式の家電製品などにも15kHz以上の騒音を出すものが時々あり、この騒音が聞こえると、かなり耳障りだ。

一方、一流のオーケストラの演奏者でも15kHz以上の音が聞こえない人はけっこう多い。極端に高い周波数が聞こえなくても、音楽を楽しむ上ではそれほど支障はない。