代入とは

今のプログラムの例でだいたいのところはわかったと思うが、このような動作がコンピュータの動作の基本となる。重要なことなので、初めてプログラミングする人は以下の4つのことがらをよく理解しておこう。

(1) コンピュータは命令を1つづつ順番に実行する。

(2) 1つづつ実行する命令のことを「ステートメント」と言う

(3) 変数 = 式 というステートメントを代入文と呼ぶ

(4) 代入文では右辺を先に計算し、結果を左辺の変数に記録する。

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

数学の等式と代入文の違い

代入文と数学の等式は似ているが、異なる部分もある

x = x + 1

数学の式としては誤り

代入文としては正しい

この代入文の意味は、

x + 1を計算しなさい

計算結果をxに記録しなさい

という意味だ。

コンピュータは悩まない

コンピュータはこのような動作を単純に繰り返していくだけで、式の意味を考えたりはしない。

x = 1
x = 2
x = 3

プログラムを知らない人がこのようなプログラムを読んだら、「いったい xの価はいくつなんだろう?」 と、まごついてしまうかもしれない。

コンピュータは決められた規則にしたがってプログラムを実行していくだけで、プログラムの意味などで悩むことはまったくない。

順序の違いで大違い

代入文は、その順序により結果が異なる。

次の3通りの代入文をプログラムとして実行した結果は、全く異なる。

代入文に慣れよう

代入文に慣れればプログラミングも上達する。いろいろな代入文の結果を考え、瞬時に結果が推測できるように練習を重ねよう。