覚えておくべきこと

この回では、音の性質や、音に関する単位や用語を復習した。内容は高校の物理程度の内容であるが、忘れてしまっていることもあるから、ここでしっかりと復習しておこう。

以下は、今後の授業で多分必要になるポイントだ。

周波数

波長

振幅

dB

dBspl

音のエネルギー

合成

これから何を学ぶのか?

この科目では、これから12回にわたって、音をデータとしてコンピュータで処理する方法を学んでいく。音をいったん数値に変換してしまえば、後はコンピュータで様々な処理が可能だ。このような音のコンピュータ処理にはさまざまな応用がある。

たとえば、楽器の音を計算で合成することで、「デジタルシンセサイザー」という楽器が作れる。また、音にさまざまな味付けを行う「エフェクター」というものも作ることができる。

好みにあわせて、低音を強めたり、高音を弱めたりすることも自由自在だ。また、AUやiPodで使われている、「オーディオのデジタル符号化」、「データ圧縮」にも応用できる。さらに、「音声認識」や「音声合成」も音のコンピュータ処理の応用の1つだ。

音のデジタル処理の応用例

Panorama 5 音を3D的に自由に移動することができる。

Vocaloid 歌詞とメロディーをデータとして入力することでコンピュータに歌を歌わせることができる。

CLM Common LISPで自在に音と音楽を合成できる

C-Sound C言語に似た、作曲とシンセサイザーのプログラム言語