反射

壁のような空気が振動できない部分に音があたると、そこで音は反射する。

パイプの一端が解放されている場合も音はそこで反射する。その際には、反射した波形は元の波形と極性が反転している。

このように、音はいろいろなところでよく反射する。

教室内でマイクを使用しないで、講師の声を聞く場合、反射音は声として聞こえている音の50%以上を占める。日常よくいる場所では、直接音と反射音は同程度の大きさで、新雪がつもりつつある屋外や、スタジオなど、特殊な環境でのみほとんど反射音の存在しない音を聞くことができる。

反射音がほぼなくなるように調整した部屋を無響室と呼ぶ。

オーディオビジュアルメディア研究室はある程度の反射防止をしてあり、中に入るとかなり違和感があるが、それでも壁に使用しているグラスウールの反射率は50%程度である。

このことを覚えておこう

音は固いものにぶつかると「反射」する。

反射した波の波形は反射する前と同じ。

ただし、開いた管の端で反射した波は元の波と極性が逆になる。