情報システム開発方法論

 開発方法論は、情報システムの品質に大きな影響を与えます。業務システムの大多数はウォーターフォールモデルに基づいて開発されていること、および、ウォーターフォールモデルはスパイラルモデルなど他の開発方法論の基本となることから、当研究室ではウォーターフォールモデルに基づいた開発方法論を研究しています。
 ウォーターフォールモデルでは、ある工程の内容を次の工程で実現するというプロセスの連鎖で作られています。従って、前工程の内容は後工程に関連付いています。この関連付けをトレーサビリティ(追跡可能性)と呼んでいます。
 下図は、各工程での成果物間のトレーサビリティに着目し、ウォーターフォールモデルをブレークダウンしたものです。

[*] 情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センター著、ソフトウェア開発データ白書,日経BP社(2009).